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RAY McMORRIN QUARTET & QUINTET / RAY MACK [Jazz Tener Sax]

*RAY McMORRIN QUARTET & QUINTET / RAY MACK

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ray mcmorrin(ts), josh evans(tp)(1,2,4),
david bryant(p), dezron dougras(b), curtis torian(ds)
2016(2012Rec)/Truth Revolution/

1 All Of A Sudden
2 Bald Head
3 Genki's Groove
4 Procrastination
5 For My Brother Andy
6 Only By The Grace
7 Teers
8 Komuro Blues

レイ・マクモーリン(ts)は現在東京を中心に活躍中です。
私も何度か見ています。
生きのいい期待の若手サックス奏者が日本を地盤にするって珍しいですね。
もちろん、奥さんが日本人です。

全8曲は全てレイさんのオリジナルです。
組み合わせや曲想が変化に富んでいて飽きませんでした。
カルテットが4曲、クインテットが3曲、最後の(8)はドラムとのデュオです。
最初に聴いた時にスタイルが誰かに似ていると思いました。
聴き馴染んだサウンドだったんですね。
「そうだ、ビリー・ハーパーだった」

ビリー・ハーパー系って案外珍しいんじゃないですかね。
ストレートでエネルギッシュに熱くパワフルにグイグイと迫ってきます。
レイさんは個性的で刺激的な音色を持っています。
ここはリズム・セクションも素晴らしかったです。
デズロン・ダグラス(b)は先週のエリックアレキサンダーに続き登場です。
ぶっといベース音は物凄い存在感でドラムスとカーティス・トリアンと共に暴れまくります。
全員が元気いっぱい、強烈なネオ・ハード・バップ・サウンドが聴けました。
聴き応えあり、今作は良かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(まじめ系)

STEVE KUHN TRIO / QUIEREME MUCHO [Jazz Piano]

*STEVE KUHN TRIO / QUIEREME MUCHO

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steve kuhn(p), david frinck(b), al foster(ds)
2000/VENUS/

1 Andalucia
2 Besame Mucho
3 Siempre En Mi Corazon
4 Duerme
5 Quiereme Mucho
6 Tres Palabras

ここでのスティーヴ・キューンは素晴らしいです。
この手の作品には珍しく重厚な作りになっています。
6曲だけなので1曲づつの演奏時間も長いです。
ジャケットに惑わされてはいけませんよ。
お勧めです。

「レビュー時のコメント」
スティーヴ・キューンの新作は前回に引き続きGDになりました。
彼がヴィーナスレコードに吹き込んだ日本企画の第3弾です。
ここでも彼は、アフロ・キューバン・ジャズを気持良く聴かせてくれています。
ビル・エバンス系のピアニストでしたが最近はリリシズムだけでなく力強さも加わりました。
スティーブ・キューンも60歳を越えましたのでね、独自のスタイルを感じさせます。
ヴィーナス独特の24ビット、ハイパー・マグナム・サウンドと共に日本人好みの作品です。
ジャケットも男性向きなのでジャケ買いも多くなるかも知れませんね。

Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

ERIC ALEXANDER TRIO / JUST ONE OF THOSE THINGS [Jazz Tener Sax]

*ERIC ALEXANDER TRIO / JUST ONE OF THOSE THINGS

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eric alexander(ts), dezron dougras(b), neal smith(ds)
2016/Venus/

1 You'd Be So Nice To Come Home (C.Poter)
2 Just One Of Those Things (C.Poter)
3 Wise One (J.Cortrane)
4 Beahutiful Love (V.Young)
5 You Say You Care (J.Styne/L.Robin)
6 We've Only Just Begun (P.Williams)
7 Stardust (H Carmichael)
8 Russian Lullaby (I.Berlin)
9 Bessie's Blues (J.Cortrane)

新年の初聴きはこれに決めていました。
私が知る限りエリック・アレキサンダーピアノレス・トリオは初めてです。
これを知った時に早く聴いてみたいと思いました。
年末に入手して年が明けるまで聴くのを我慢していました。

メンバーがまたいいですね。
デズロン・ダグラス(b)にニール・スミス(ds)というフレッシュな組み合わせです。
1曲目を聴いた時の感想はジョン・コルトレーンにそっくりだと思いました。
エリックはやはりコルトレーンの影響が大きいです。
このままでは今一つかなと思っていましたが聴き続けていると段々良くなってきました。
曲が進むにつれてエリックらしさが出てきたからです。
何といっても(5)「You Say You Care」が素晴らしかった。
続く(6)「We've Only Just Begun」~(7)「Stardust」」のバラードも良かった。
(8)「Russian Lullaby」の超高速な展開も聴きどころになりました。
エリックの豊かな音色、刺激的なフレージングが冴えわたり、
初共演の緊張感が漂う3人のコンビネーションにも注目です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(まじめ系)

BENNIE WALLACE QUARTET / SOMEONE TO WACTH OVER ME [Jazz Tener Sax]

*BENNIE WALLACE QUARTET / SOMEONE TO WACTH OVER ME

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bennie wallace(ts)
mulgrew miller(p), peter washington(b), yoron israel(ds)
1999/ENJA/

1 Nice Work If You Can Get It
2 The Man I Love
3 Who Cares
4 Someone To Watch Over Me
5 I Was Doing All Right
6 How Long Has This Been Going On
7 It Ain't Necessarily So
8 I love You Porgy

久々に聴くベニー・ウォレス(ts)です。
ゴリゴリ・テナー・サックスのちょっと引っかかるところがたまりません。
これほど個性的なテナー奏者も見当たりませんね。
雰囲気は日本制作盤と思いきやドイツ盤です。

「レビュー時のコメント」
ベニー・ウォレスのジョージ・ガーシュイン作品集です。
ウォレスは今までずっと我が道を行くという感じでやってきた人ですから、
彼はすでに独自の世界を持っていると思います。このアルバムでも十分個性的です。
時には刺激的、時にはクドク、スリルもあります。
私は1曲目から彼の世界に引き込まれてしまいました。
ワン・ホーンのテナー・サックスのアルバムとしてはとても新鮮に聴こえたからです。
その上、ピアノのマルグリュー・ミラーのプレイも光っています。
私は今までこんなに目立つミラーを聴いたことがありません。
ミラーについては過少評価をしていましたので改めなくてはいけませんねえ。
彼の代表作の一枚にもなると思います。

Swing Journal : ゴールドディスク

(まじめ系)

BILLY HART TRIO / THE TRIO [Jazz Drums]

*BILLY HART TRIO / THE TRIO

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billy hart(ds), walter bishop jr(p), george mraz(b)
1978Rec/Progressive/

1 This Thing
2 There Will Never Be Another You
3 Nancy
4 Minority
5 Night In Tunisia
6 Waltz For Zweetie
7 Every Time We Say Goodbye
8 For All We Know
9 Anthropology
10 This Thing
11 For All We Know
12 Once I Love

ビリー・ハート(ds)の1978年作品の復刻盤です。
ここで目を惹かれたのはウォルター・ビショップ(p)の名前です。
これを見たらどうしても聴きたくなってしまいました。
演目には馴染みのスタンダードが並んでいるし、どうにも手が止まりませんでした。

ビリー・ハートのドラムスを中心にした切れ味の良いピアノ・トリオの作品です。
特筆すべきはジョージ・ムラツ(b)の強靭さでしょうか。
ヨーロッパのベーシストは60年代にニールス・ペデルセンの登場で一気に注目されることになりました。
最初は超絶技巧ばかりが目立ちましたが徐々にアメリカ伝統的なベース奏法も取り入れていくことになります。
ここでのムラツはまだその成長途上にあるようでブンブンと鳴らす強力なヨーロッパ系ベースを聴かせています。
この存在感が凄いです。
ハートもビショップもそれに扇られてか、いつもよりは激しいプレイを聴かせてくれました。

全体的にはちょっと粗いかもしれませんが寡作のビショップのトリオ盤が聴けることで貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(中間系)

JACKIE MCLEAN QUARTET / NATURE BOY [Jazz Alto Sax]

*JACKIE MCLEAN QUARTET / NATURE BOY

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jackie mclean(as)
cedar walton(p), david williams(b), billy higgins(ds)
1999/SOMETHIN'ELSE/

1 You Don't Know What Love Is
2 Nature Boy
3 I Can't Get Started
4 What Is This Thing Called Love
5 I Fall In Love Easily
6 Smoke Gets In Your Eyes
7 Star Eyes
8 A Nightingale Sang In Berkeley Square

マクリーンを聴いたのも久し振りです。
まさにマクリーン節が詰まっていました。
表題曲の「Nature Boy」が素晴らしい。

「レビュー時のコメント」
ジャッキー・マクリーンのバラード作品集です。
予想通りの仕上がりで、マクリーン節を堪能出来ると思います。
彼のプレイは非常になめらかで、その音色も67歳とは思えない艶があります。
とにかくマクリーンがずば抜けて素晴らしいアルバムです。
シダー・ウォルトンのサイド・マンとしての力量には定評のあるところですが、
私としては、もう少し刺激し合ってほしかったというのが本音です。
そうしたら、もっと緊張感のある作品になったと思います。惜しかったなあ。


「レフト・アローン」のように切なく、「スイング・スワング・スインギン」のように美しく、
そして溢れるほどロマンティック
円熟の巨人が到達したワン・ホーン・カルテットの極致。
(帯中よりの抜粋)

Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

BILL MOBLEY DUO/TRIO/QUARTET / HITTIN' HOME [Jazz Trumpet]

*BILL MOBLEY DUO/TRIO/QUARTET / HITTIN' HOME

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bill mobley(tp,flh),
kenny barron(p)(1,4), steve nelson(vib)(2,3,7,10,11), russell malone(g)(3,5,9),
essiet okon esiiet(b)(2,3,5,7,9,10,11), phil palombi(b)(6,8),
heather bennett(p)(7), clint mobley(per)(10), kevin norton(marimba)(8)
2016/Space Time/

1 The Very Thought Of You (R.Noble)
2 Walkin' (M.Davis)
3 Hittin' Home (B.Mobley)
4 My Romance (R.Rogers/L.Hart)
5 Jewel (B.Watson)
6 Old Milestones (M.Davis)
7 Lil' Red (H.Bennett)
8 Apex (M.Miller)
9 Peace (H.Silver)
10 Scene On Seine (X.Felgeyrolles)
11 Waltzin' Westward (H.Mebern)

ビル・モブレイ(tp)は初見、久々に新しいトランぺッターを聴いてみたいと思いました。
共演者にケニー・バロン(p)、スティーヴ・ネルソン(vib)、ラッセル・マローン(g)が名を連ねているのも興味を惹かれた。

全11曲は自身のオリジナルは1曲だけで選曲もかなり凝っています。
マイルス・デイビスが2曲含まれていることは彼がマイルスに傾倒していることを意味していますね。
聴いてみると確かにマイルスの影響も大きいけれど、感じとしてはチェット・ベイカーに近いのではと思いました。

ピアノ、ヴァイブ、ギターの三者三様のバッキングが楽しめ、さらにデュオ、トリオ、カルテットの演奏が楽しめます。
大徳用盤と言えます。
特にベース・ラインを重要視しているのか、ベーシストの存在感が大きく目立つ仕上がりになっています。
ベース・ラインが強調されているのでこれもまた今作の魅力の一つだと思います。
曲想豊かで変化に富んでいるので飽きずに一枚を聴き通すことが出来ました。
ビル・モブレイの音色はちょっとかすれるところがあって、暖かく、やさしい感じがします。
聴いていて疲れないのがいいです。
中々にシブいトランペット作品で隠れた名盤といえると思います。
「Space Time」というレーベルも初めてかも。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(中間系)

DENNY ZEITLIN TRIO / AS LONG AS THERE'S MUSIC [Jazz Piano]

*DENNY ZEITLIN TRIO / AS LONG AS THERE'S MUSIC

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denny zeitlin(p), buster williams(b), al foster(ds)
1998/Venus/

1 As Long As There's Music
2 They Can't Take That Away From Me
3 For Heaven's Sake
4 There And Back
5 I'm All Smiles
6 Cousin Mary
7 Triste
8 Canyon
9 I Fall In Love Too Easily
10 The Man I Love

デニー・ザイトリン(p)の1998年作品も紹介から漏れていました。
実は後から買い増したCDの1枚でこういう作品もかなりの数があります。
追々紹介していく機会もあるかもしれません。

ザイトリンは医学博士の肩書きを持つジャズ・ピアニストで1960年代に活躍していました。
エバンス的ではあるけれど一筋縄ではいかない硬派なピアニストとの印象が残っています。
ここでもその特徴を生かしたクールでリリシズム溢れる演奏を聴かせてくれました。
長らくその名前を聞かなかったけれど、この演奏を聴くとまったくブランクはないようですね。


現在も精神科医をしながらジャズ・ピアニストとしてLA、NYで活躍中のザイトリンの待望の新作。
ビル・エバンスを愛してやまない彼のピアニズムが暖かく、時には激しく、
ジャズのロマンティシズムを華麗に発散させた傑作アルバム
(帯中よりの抜粋)

Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

MIKE LEDONNE QUARTET / THAT FEELIN' [Jazz Organ]

*MIKE LEDONNE QUARTET / THAT FEELIN'

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mike ledonne(org), eric alexander(ts), peter bernstein(g), joe farnsworth(ds)
vincent herring(as)(1,5,6)
2016/Savant/

1 I'd Never Chance A Thing About You (M.Ledonne)
2 That Feelin' (M.Ledonne)
3 Lala Means I Love You (T.Bell/W.Hart)
4 Fly Little Bird Fly (D.Byrd)
5 Gravy Blues (R.Brown)
6 Sweet Papa Lou (M.Ledonne)
7 At Last (H.Warren/M.Gordon)
8 This Will Be An Everlasting Love (C.Jackson/M.Yancy)
9 A Lot Of Livin' To Do (L.Adams/C.Strouse)

マイク・ルドンはピアノとオルガンの両刀遣いです。
今作はオルガン作品でエリック・アレキサンダー(ts)とのグルーバー・カルテットです。
ゲストにヴィンセント・ハーリング(as)が3曲に参加しています。
このメンバーだと大体の見当が付きますがほぼ予想通りの内容でした。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
以前私はルドンのオルガンはピアノよりずっと素晴らしいと書いたことがあります。
オルガン奏者には希少価値があるしブルージーでグルーブ感溢れるプレイ魅力的だと。

今回改めて聴いてみると、悪くはないけれどちょっと線が細いかと思いました。
ソウル感というかベタベタ感が不足している感じがします。
全体的に大人しくスマートでエリックやヴィンセントのホーン陣の力強さや迫力を生かし切れなかった。
ピーター・バーンステイン(g)も優等生過ぎるかな。

(中間系)

RUSSELL MALONE QUARTET / SWEET GEORGIA PEACH [Jazz Guitar]

*RUSSELL MALONE QUARTET / SWEET GEORGIA PEACH

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russell malone(g)
kenny barron(p), ron carter(b), lewis nash(ds)
1998/Impulse/

1 Mugshot
2 To Benny Golson
3 Strange Little Smile/With You I'm Born Again
4 Sweet Georgia Peach
5 Rise
6 Mean What You Say
7 Song For Darius
8 Bright Mississippi
9 Someone's Rocking My Dreamboat
10 For Todders Only
11 Swing Low, Sweet Chariot
12 Yesterdays

改めて聴いてみるとラッセル・マローンのギター・テクニックが凄いです。
キッチリと音が出てくる・・・その美しい音色とギター・プレイが素晴らしいです。
加えてケニー・バロンのピアノがまたいいんだな。
BGMで聴いていてもつい二人の演奏に耳が傾いてしまいます。
ピッタリとハマった4人のコンビネーションも聴きどころです。

「レビュー時のコメント」
ラッセル・マローンはダイアナ・クラ―ルとの共演で知られていますが、骨太のサウンドで個性的だと感じました。
共演者もケニ―・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ルイス・ナッシュ(ds)と渋い組み合わせで、好感がもてます。
ここでは、特にピアノがいいです。

ラッセル・マローンのインパルス移籍第一弾。
曲よし、メンバーよし、プレイよしのゴキゲンな作品。
H.アルバートの大ヒット作「ライズ」もやってます。
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

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