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JOHN COLTRANE QUARTET & QUINTET & SEXTET / COLTRANE & DAKAR [Jazz Tener Sax]

*JOHN COLTRANE QUARTET & QUINTET & SEXTET / COLTRANE

image508.jpg

john coltrane(ts), johnnie splawn(tp)(1,4,5,6), sahib shihab(bs)(1,4,6),
red garland(p)(1,2,3), mal waldron(p)(4,5,6), paul chambers(b), al heath(ds)
1957Rec/Prestige/

1 Bakai
2 Violets For Your Furs
3 Time Was
4 Straight Street
5 While My Lady Sleeps
6 Chronic Blues

ジョン・コントレーン(ts)の初リーダー・アルバムです。
コルトレーンがあれほどの人気にならなければそれほど話題にもならなかったと思います。
コルトレーンに注目してファンになりハマった時、以前はどんな演奏をしていたのか?と興味を持つ。
さかのぼって聴いてみようかと思った時に出会うアルバムでした。
ここでの聴きどころは(2)「Violets For Your Furs」(邦題:コートにすみれを)だと思います。
後年に代表作の一枚になった「バラード」の萌芽がここにありました。


*JOHN COLTRANE SEXTET / DAKAR

image509.jpg

john coltrane(ts), cecil payne(bs), pepper adams(bs),
mal waldron(p), doug watkins(b), arthur taylor(ds)
1957Rec/Prestige/

1 Dakar
2 Mary's Blues
3 Route 4
4 Velvet Scene
5 Witches Pit
6 Cat Walk

↑の初リーダー・アルバムから20日後に吹き込まれた2枚目のリーダー作品です。
バリトン2本にテナー1本のユニークな組み合わせを誰が考えたと思いますか?
もちろんコルトレーンではありません。
なんとヴァイブ奏者のテディ・チャールスなんですよ。
今作品のプロデュースをしていて3曲を提供しています。
実験的な作風のお蔭でコルトレーンの作品の中で最も異色的なアルバムになりました。
今回改めて聴いてみたけどこれがけっこう面白かったです。
だってこんなに重々しい組み合わせはめったにないからね。
マル作のバラードの(4)「Velvet Scene」が聴きどころになりました。


ライバル談義

当時、最も先鋭で注目されていたテナー奏者は言わずと知れたソニー・ロリンズです。
1956~57年はそれこそ怒涛の進撃を続けていました。
56年には超名盤の「サキソフォン・コロッサス」、57年には「ウエイ・アウト・ウエスト」、「ヴィレッジ・バンガード」を吹き込んでいます。
コルトレーンと言えばまだ普通のテナー・マンでライバルのラの字もなかった頃ですね。
ところがたった1年ほどの間にコルトレーンはセロニアス・モンク(p)の影響で長足の進歩を遂げます。
57年「ブルー・トレイン」、58年「ソウル・トレーン」、59年「ジャイアント・ステップス」と続く驚異的な成長です。
反面ロリンズは59年秋に突然ジャズ界から姿を消してしまいます。
復活したのは2年後の61年秋でその最初のアルバムが「橋」、2枚目が「ファッツ・ニュー」でボサノバやカリプソの新風を吹き込んだ。


マイルス・デイビス(tp)が1955年に新しいコンボを作る時ソニー・ロリンズに声をかけましたが断られ、 当時ディジー・ガレスピー楽団でくすぶっていたジョン・コルトレーンが参加することになりました。
この選択は結果的に正解だったと思います。
マイルスとロリンズでは、とても長続きしたとは思いません。
その時、ロリンズは、どこに行ったかといいますと、これがなんとクリフォードブラウン(tp)とマックス・ローチ(ds)のコンボ、さぞかしマイルスは、頭にきたと思いますよ。

ジャズ・マンが普通から超一流プレイヤーに変身して行くのを、コルトレーンほどハッキリと私の目の前に見せてくれた人はいません。
マイルス・デイビスが彼を見抜いた理由は、何だったんでしょうね。
マイルスから独立して自己のグループを結成し、好アルバムを連発、最後は、神懸り的になって、さすがのマッコイ・タイナー(p)やエルビン・ジョーンズ(ds)も退団してしまいましたが、私は幸運にも彼の東京公演を見ることが出来ました。
若いファラオ・サンダース(ts)やラシッド・アリ(ds)と猛烈なプレイを繰り広げてくれました。
私の見たライブでは、最高のものだと言えます。
彼より若いテナーマンは、そのほとんどが彼の影響を受けていると言っても 差し支えないでしょう。

オーネット・コールマン(as)を聞いて、いきなり理解出来る人は少ないですよね。
そんな場合はジョン・コルトレーンの足跡をたどるのが、一番分かり易いと思いますよ。
その後にオーネットを聞くと、見えなかったものが見えてくるという訳です。

つまりコルトレーンもまた、モダンジャズの歴史そのものなのです。

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