So-net無料ブログ作成

BILLY HART TRIO / THE TRIO [Jazz Drums]

*BILLY HART TRIO / THE TRIO

image1193.jpg

billy hart(ds), walter bishop jr(p), george mraz(b)
1978Rec/Progressive/

1 This Thing
2 There Will Never Be Another You
3 Nancy
4 Minority
5 Night In Tunisia
6 Waltz For Zweetie
7 Every Time We Say Goodbye
8 For All We Know
9 Anthropology
10 This Thing
11 For All We Know
12 Once I Love

ビリー・ハート(ds)の1978年作品の復刻盤です。
ここで目を惹かれたのはウォルター・ビショップ(p)の名前です。
これを見たらどうしても聴きたくなってしまいました。
演目には馴染みのスタンダードが並んでいるし、どうにも手が止まりませんでした。

ビリー・ハートのドラムスを中心にした切れ味の良いピアノ・トリオの作品です。
特筆すべきはジョージ・ムラツ(b)の強靭さでしょうか。
ヨーロッパのベーシストは60年代にニールス・ペデルセンの登場で一気に注目されることになりました。
最初は超絶技巧ばかりが目立ちましたが徐々にアメリカの伝統的なベース奏法も取り入れていくことになります。
ここでのムラツはまだその成長途上にあるようでブンブンと鳴らす強力なヨーロッパ系ベースを聴かせています。
この存在感が凄いです。
ハートもビショップもそれに扇られてか、いつもよりは激しいプレイを聴かせてくれました。

全体的にはちょっと粗いかもしれませんが寡作のビショップのトリオ盤が聴けることで貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

JACKIE MCLEAN QUARTET / NATURE BOY [Jazz Alto Sax]

*JACKIE MCLEAN QUARTET / NATURE BOY

image482.jpg

jackie mclean(as)
cedar walton(p), david williams(b), billy higgins(ds)
1999/SOMETHIN'ELSE/

1 You Don't Know What Love Is
2 Nature Boy
3 I Can't Get Started
4 What Is This Thing Called Love
5 I Fall In Love Easily
6 Smoke Gets In Your Eyes
7 Star Eyes
8 A Nightingale Sang In Berkeley Square

マクリーンを聴いたのも久し振りです。
まさにマクリーン節が詰まっていました。
表題曲の「Nature Boy」が素晴らしい。

「レビュー時のコメント」
ジャッキー・マクリーンのバラード作品集です。
予想通りの仕上がりで、マクリーン節を堪能出来ると思います。
彼のプレイは非常になめらかで、その音色も67歳とは思えない艶があります。
とにかくマクリーンがずば抜けて素晴らしいアルバムです。
シダー・ウォルトンのサイド・マンとしての力量には定評のあるところですが、
私としては、もう少し刺激し合ってほしかったというのが本音です。
そうしたら、もっと緊張感のある作品になったと思います。惜しかったなあ。


「レフト・アローン」のように切なく、「スイング・スワング・スインギン」のように美しく、
そして溢れるほどロマンティック。
円熟の巨人が到達したワン・ホーン・カルテットの極致。
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(中間系)

BILL MOBLEY DUO/TRIO/QUARTET / HITTIN' HOME [Jazz Trumpet]

*BILL MOBLEY DUO/TRIO/QUARTET / HITTIN' HOME

image1192.jpg

bill mobley(tp,flh),
kenny barron(p)(1,4), steve nelson(vib)(2,3,7,10,11), russell malone(g)(3,5,9),
essiet okon esiiet(b)(2,3,5,7,9,10,11), phil palombi(b)(6,8),
heather bennett(p)(7), clint mobley(per)(10), kevin norton(marimba)(8)
2016/Space Time/

1 The Very Thought Of You (R.Noble)
2 Walkin' (M.Davis)
3 Hittin' Home (B.Mobley)
4 My Romance (R.Rogers/L.Hart)
5 Jewel (B.Watson)
6 Old Milestones (M.Davis)
7 Lil' Red (H.Bennett)
8 Apex (M.Miller)
9 Peace (H.Silver)
10 Scene On Seine (X.Felgeyrolles)
11 Waltzin' Westward (H.Mebern)

ビル・モブレイ(tp)は初見、久々に新しいトランぺッターを聴いてみたいと思いました。
共演者にケニー・バロン(p)、スティーヴ・ネルソン(vib)、ラッセル・マローン(g)が名を連ねているのも興味を惹かれた。

全11曲は自身のオリジナルは1曲だけで選曲もかなり凝っています。
マイルス・デイビスが2曲含まれていることは彼がマイルスに傾倒していることを意味していますね。
聴いてみると確かにマイルスの影響も大きいけれど、感じとしてはチェット・ベイカーに近いのではと思いました。

ピアノ、ヴァイブ、ギターの三者三様のバッキングが楽しめ、さらにデュオ、トリオ、カルテットの演奏が楽しめます。
大徳用盤と言えます。
特にベース・ラインを重要視しているのか、ベーシストの存在感が大きく目立つ仕上がりになっています。
ベース・ラインが強調されているのでこれもまた今作の魅力の一つだと思います。
曲想豊かで変化に富んでいるので飽きずに一枚を聴き通すことが出来ました。
ビル・モブレイの音色はちょっとかすれるところがあって、暖かく、やさしい感じがします。
聴いていて疲れないのがいいです。
中々にシブいトランペット作品で隠れた名盤といえると思います。
「Space Time」というレーベルも初めてかも。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

DENNY ZEITLIN TRIO / AS LONG AS THERE'S MUSIC [Jazz Piano]

*DENNY ZEITLIN TRIO / AS LONG AS THERE'S MUSIC

image485.jpg

denny zeitlin(p), buster williams(b), al foster(ds)
1998/Venus/

1 As Long As There's Music
2 They Can't Take That Away From Me
3 For Heaven's Sake
4 There And Back
5 I'm All Smiles
6 Cousin Mary
7 Triste
8 Canyon
9 I Fall In Love Too Easily
10 The Man I Love

デニー・ザイトリン(p)の1998年作品も紹介から漏れていました。
実は後から買い増したCDの1枚でこういう作品もかなりの数があります。
追々紹介していく機会もあるかもしれません。

ザイトリンは医学博士の肩書きを持つジャズ・ピアニストで1960年代に活躍していました。
エバンス的ではあるけれど一筋縄ではいかない硬派なピアニストとの印象が残っています。
ここでもその特徴を生かしたクールでリリシズム溢れる演奏を聴かせてくれました。
長らくその名前を聞かなかったけれど、この演奏を聴くとまったくブランクはないようですね。


現在も精神科医をしながらジャズ・ピアニストとしてLA、NYで活躍中のザイトリンの待望の新作。
ビル・エバンスを愛してやまない彼のピアニズムが暖かく、時には激しく、
ジャズのロマンティシズムを華麗に発散させた傑作アルバム。
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(中間系)

MIKE LEDONNE QUARTET / THAT FEELIN' [Jazz Organ]

*MIKE LEDONNE QUARTET / THAT FEELIN'

image1191.jpg

mike ledonne(org), eric alexander(ts), peter bernstein(g), joe farnsworth(ds)
vincent herring(as)(1,5,6)
2016/Savant/

1 I'd Never Chance A Thing About You (M.Ledonne)
2 That Feelin' (M.Ledonne)
3 Lala Means I Love You (T.Bell/W.Hart)
4 Fly Little Bird Fly (D.Byrd)
5 Gravy Blues (R.Brown)
6 Sweet Papa Lou (M.Ledonne)
7 At Last (H.Warren/M.Gordon)
8 This Will Be An Everlasting Love (C.Jackson/M.Yancy)
9 A Lot Of Livin' To Do (L.Adams/C.Strouse)

マイク・ルドンはピアノとオルガンの両刀遣いです。
今作はオルガン作品でエリック・アレキサンダー(ts)とのグルーバー・カルテットです。
ゲストにヴィンセント・ハーリング(as)が3曲に参加しています。
このメンバーだと大体の見当が付きますがほぼ予想通りの内容でした。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
以前私はルドンのオルガンはピアノよりずっと素晴らしいと書いたことがあります。
オルガン奏者には希少価値があるしブルージーでグルーブ感溢れるプレイ魅力的だと。

今回改めて聴いてみると、悪くはないけれどちょっと線が細いかと思いました。
ソウル感というかベタベタ感が不足している感じがします。
全体的に大人しくスマートでエリックやヴィンセントのホーン陣の力強さや迫力を生かし切れなかった。
ピーター・バーンステイン(g)も優等生過ぎるかな。

(中間系)

RUSSELL MALONE QUARTET / SWEET GEORGIA PEACH [Jazz Guitar]

*RUSSELL MALONE QUARTET / SWEET GEORGIA PEACH

image479.jpg

russell malone(g)
kenny barron(p), ron carter(b), lewis nash(ds)
1998/Impulse/

1 Mugshot
2 To Benny Golson
3 Strange Little Smile/With You I'm Born Again
4 Sweet Georgia Peach
5 Rise
6 Mean What You Say
7 Song For Darius
8 Bright Mississippi
9 Someone's Rocking My Dreamboat
10 For Todders Only
11 Swing Low, Sweet Chariot
12 Yesterdays

改めて聴いてみるとラッセル・マローンのギター・テクニックが凄いです。
キッチリと音が出てくる・・・その美しい音色とギター・プレイが素晴らしいです。
加えてケニー・バロンのピアノがまたいいんだな。
BGMで聴いていてもつい二人の演奏に耳が傾いてしまいます。
ピッタリとハマった4人のコンビネーションも聴きどころです。

「レビュー時のコメント」
ラッセル・マローンはダイアナ・クラ―ルとの共演で知られていますが、骨太のサウンドで個性的だと感じました。
共演者もケニ―・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ルイス・ナッシュ(ds)と渋い組み合わせで、好感がもてます。
ここでは、特にピアノがいいです。

ラッセル・マローンのインパルス移籍第一弾。
曲よし、メンバーよし、プレイよしのゴキゲンな作品。
H.アルバートの大ヒット作「ライズ」もやってます。
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(中間系)

MATT BREWER QUINTET / UNSPOKEN [Jazz Bass]

*MATT BREWER QUINTET / UNSPOKEN

image1190.jpg

matt brewer(b), ben wendel(ts),
charles altura(g), aaron parks(p), tyshawn sorey(ds)
2016/Criss Cross/

1 Juno (M.Brewer)
2 Unspoken (M.Brewer)
3 Twenty Years (B.Frisell)
4 Lunar (M.Brewer)
5 Evil Song (M.Brewer)
6 Cheryl (C.Parker)
7 Anthem (M.Brewer)
8 Aspiring To Normalcy (M.Brewer)
9 Tesuque (M.Brewer)

マット・ブリュワー(b)は初見だと思います。
ベーシストのリーダー作ということで手が伸びました。
現在の最新のサウンドはこういうものなんでしょうか。
近頃は新しいサウンドを全然聴いていないので分かりませんが。

全9曲は自身のオリジナルが7曲にその他2曲の構成です。
中でもビル・フリーゼル(g)の作品を取り上げているところにブリュワーの音楽性のヒントがあります。
各々が似たようなパターンのフレーズを奏でて、それを幾何学的に組み合わせていく手法。
変拍子や転調を繰り返すのは当たり前、勝手にやっているようだけど十分に計算されている。
一見おどろおどろした感覚のフリー・ジャズ的要素を持っています。
サウンド的にはどれも似ているので一枚を聴き続けるのはけっこうきつかったです。
私的ベストはチャーリー・パーカーの古典(6)「Cheryl」で、この解釈が素晴らしかったです。
ただこの1曲の為に買うのは少々つらいと思います。

(まじめ系)

PHAROAH SANDERS QUARTET / BALLADS WITH LOVE [Jazz Tener Sax]

*PHAROAH SANDERS QUARTET / BALLADS WITH LOVE

image478.jpg

pharoah sanders(ts),
william henderson(p), charles fambrough(b), sherman ferguson(ds)
1993/VENUS/

1 Too Young To Go Steady
2 Feelin' Good
3 Light At The Edge Of The World
4 Body And Soul
5 Misty
6 In A Sentimental Mood

ファラオ・サンダース(ts)の1993年作品、今作品もまた紹介から漏れていました。
実は後から買い増したCDの1枚でこういう作品もかなりの枚数があります。
追々紹介していく機会もあるかもしれません。

ファラオのスタンダード集は文句なしに素晴らしいです。
時にフリー・トーンの交えてスピリチュアルに歌い上げる。
パワフルなのはもちろんですが、クリアで美しいテナー・サックスの音色にも注目です。
バックの3人がまたシブい演奏を聴かせてくれました。
録音時間が40分というのはいかにも短く感じました。
名盤です。

コルトレーンの名作「バラード」と一対をなすファラオのスタンダードの傑作。
これぞ真実のバラード集
(帯中よりの抜粋)

(中間系)