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TERELL STAFFORD QUINTET / FORGIVE AND FORGET [Jazz Trumpet]

*TERELL STAFFORD QUINTET / FORGIVE AND FORGET

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terell stafford(tp), tim warfield(ts),
kevin hays(p), greg williams(b), rodney green(ds)
2016/Herb Harris Music/

1 No,No,No (That Ain't The Way It Go)
2 A Two-Per To Fill
3 Forgive And Forget
4 The Owl Express
5 The Tint Train
6 Please Rest My Soul
7 No,No,No (That Ain't The Way It Go) Take 2
8 The Owl Local (No Passengers)
9 Some Many Second Chances

テレル・スタッフォード(tp)のリーダー・アルバムを買うのも久し振りです。
ジャズ仲間のGAKOさんが一押しだったので知るのは案外早かったと思います。
その後何枚かのシブい作品で聴いているし、日本公演のライブで見たこともあります。
真面目、端正、クールな佇まいですがラッパはよく鳴っていました。

そんなスタッフォードの王道をいくテナーとのフロント2管のクインテット作品です。
ここでの最大の興味は時代を担うピアニストの一人、ケヴィン・ヘイズの参加にありました。
先進のヘイズがストレートなネオ・ハード・バップでどんな演奏を聴かせてくれるのか?ってね。

ところで今作はハーブ・ハリス・レーベルで全曲ハーブ・ハリス作曲・アレンジになっています。
ハーブ・ハリスって誰?
ウィントン・マルサリス一派のサックス奏者でマーカス・ロバーツ(p)やリンカーン・センター・オーケストラの一員でした。
で、このハーブ・ハリスの作曲が素晴らしかったです。
多彩な曲想を持つ印象的な曲が続いたので「恐れ入り谷の鬼子母神」っていう感じで作曲能力に秀でています。
自分でやらないで人にやらせるところがいかにも自信ありげですね。
ウェイン・ショーター(ts)並みと言ったら大げさだけど、このハーブ・ハリスの曲って面白いです。

スタッフォードやティム・ワーフィールド(ts)も生き生きとして飛ばしています。
それにも増してやはりヘイズが素晴らしかったです。
ひと味違うバッキングとピアノ・ソロが聴きどころになりました。
ヘイズのリーダー作はいまひとつと思っている方々にも是非聴いてもらいたいと思います。
バップ・ピアニストとしての実力も確かで抜群の存在感を示しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

EDDIE HIGGINS TRIO / IF DREAMS COME TRUE [Jazz Piano]

*EDDIE HIGGINS TRIO / IF DREAMS COME TRUE

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eddie higgins(p), jsay leonhart(b), joe ascione(ds)
2004/Venus/

1 If Dreams Come True
2 Summertime
3 It's All Right With Me
4 Moon And Sand
5 Minor Swing
6 I Will Wait For You
7 A Weekend In Havana
8 Into The Memory
9 St.Louis Blues
10 Shinjuku Twilight
11 Frenesi
12 Nightingale
13 Caravan
14 TRhe Days Or Wine And Roses

エディ・ヒギンス(p)の2004年作品も紹介から漏れていました。
実は後から買い増したCDの1枚でこういう作品もかなりの数があります。
追々紹介していく機会もあるかもしれません。

エディ・ヒギンスのヴィーナス盤はかなりの数がありますね。
その中でも今作は比較的地味なアルバムだと思います。
白黒のモノトーンなジャケットにも影響されたかもしれませんね。
でも内容は素晴らしいです。
この人のピアノは本当に上品で美しいです。
綺麗な音色と抜群のスイング感はヒギンス独自の個性ですね。


「気取らない選曲」、「奇をてらわない選曲」、「なだらかな選曲」、それでいて「スリルを失わない華麗な選曲」
まるで気取らない美術館の展覧会の絵みたいではないか!!
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク

(中間系)

ALESSIO MENCONI TRIO / PLAYS ELLINGTON AND STRAYHORN [Jazz Guitar]

*ALESSIO MENCONI TRIO / PLAYS ELLINGTON AND STRAYHORN

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alessio menconi(g), alberto gurrisi(org), alessandro minetto(ds)
2016/Abeat Records/

1 Upper Manhattan Medical Goup (B.Strayhorn)
2 Lush Life (B.Strayhorn)
3 It Don't Mean A Thing (D.Ellington)
4 Sophisticate Lady (D.Ellington)
5 Isfahan (B.Strayhorn)
6 Day Dream (B.Strayhorn)
7 Things Ain't What They Used To Be (D.Ellington)
8 Chelsea Bridge (B.Strayhorn)
9 Caravan (D.Ellington/J.Tizol)

アレッシオ・メンコニ(g)は初見です。
イタリア人ギタリストによるエリントン&ストレイホーン作品集です。
ジャケットに惹かれたのと馴染みの曲が多かったので手が伸びました。
初めて聴く人でヨーロッパのオルガン・トリオなのでどうかなと半信半疑だったです。
でもね、聴いてみると意外に良かったです。
パソコンをやりながらずっとBGMで聴いていたけどすんなりと耳に馴染んできました。
ベタベタ感が全くなくて、クリアなギターの音色に滑らかな音色のオルガンがピタリと合っていました。
オルガン入りでも無理にソウル色を演出していないのが良かったと思います。
反面、オルガンに粘っこさを求める人には向いていません。

フランスのエディ・ルイス(org)盤もそうでしたがヨーロッパのオルガンは一般的にスマートなのかも。
スイング感に溢れるストレートな演奏なので安心して聴くことが出来ました。
安定感のあるギタリストですが(3)「It Don't Mean A Thing」における速弾きは見事です。

私はほとんどの場合、CDショップで実際に目で見て手に取って買う作品を選んでいます。
それが私の聴き方ですが今作は落ち着いた作風で当たりでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(中間系)

TAKAKO AFUSO / KON 魂 [Jazz Vocal]

*TAKAKO AFUSO / KON 魂

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安冨祖貴子(vo)、
井上陽介(b,arr)、知念嘉哉(g)、大隅寿男(ds)、
川島哲郎(ts)、安井さち子(p)、金子雄太(org)
2006/M&I JAZZ/

1 Work Song
2 I'm A Fool To Want You
3 Here Comes The Sun
4 Everything Must Changs
5 My Favorite Things
6 Just Like A Woman
7 Smooth Operator
8 I Loves You Porgy
9 My Baby Just Cares For Me
10 Hero
11 Moanin'
12 Tennessee Waltz

安冨祖貴子さん・・・久々に聴いたけどこれが素晴らしかったです。
ソウル・パワフルばかりに耳が向いてたけどバラードも素晴らしいです。
(2)、(3)、(4)の並びに参った。
共演者がまた素晴らしいですね。
特に川島哲郎さんのテナー・サックスが心に響いてきます。

「レビュー時のコメント」
燃えるように生き、そして愛した・・・。
魂に深く響く歌。
沖縄から50年に一人のジャズの逸材登場。
(帯中よりの抜粋)

安冨祖貴子さんのデビューアルバムです。
発売時にはジャズ仲間でも話題になりました。
それほど衝撃的なデビューだったです。
ストレートに心に響く歌声は素晴らしいです。
まさに魂まで届いてくる感じがしました。
ニーナ・シモンに最も影響を受けているようです。
ニーナのヒット曲、G・ハリソンの「Here Comes The Sun」でよく分かりました。

Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

RAY McMORRIN QUARTET & QUINTET / RAY MACK [Jazz Tener Sax]

*RAY McMORRIN QUARTET & QUINTET / RAY MACK

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ray mcmorrin(ts), josh evans(tp)(1,2,4),
david bryant(p), dezron dougras(b), curtis torian(ds)
2016(2012Rec)/Truth Revolution/

1 All Of A Sudden
2 Bald Head
3 Genki's Groove
4 Procrastination
5 For My Brother Andy
6 Only By The Grace
7 Teers
8 Komuro Blues

レイ・マクモーリン(ts)は現在東京を中心に活躍中です。
私も何度か見ています。
生きのいい期待の若手サックス奏者が日本を地盤にするって珍しいですね。
もちろん、奥さんが日本人です。

全8曲は全てレイさんのオリジナルです。
組み合わせや曲想が変化に富んでいて飽きませんでした。
カルテットが4曲、クインテットが3曲、最後の(8)はドラムとのデュオです。
最初に聴いた時にスタイルが誰かに似ていると思いました。
聴き馴染んだサウンドだったんですね。
「そうだ、ビリー・ハーパーだった」

ビリー・ハーパー系って案外珍しいんじゃないですかね。
ストレートでエネルギッシュに熱くパワフルにグイグイと迫ってきます。
レイさんは個性的で刺激的な音色を持っています。
ここはリズム・セクションも素晴らしかったです。
デズロン・ダグラス(b)は先週のエリックアレキサンダーに続き登場です。
ぶっといベース音は物凄い存在感でドラムスとカーティス・トリアンと共に暴れまくります。
全員が元気いっぱい、強烈なネオ・ハード・バップ・サウンドが聴けました。
聴き応えあり、今作は良かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(まじめ系)

STEVE KUHN TRIO / QUIEREME MUCHO [Jazz Piano]

*STEVE KUHN TRIO / QUIEREME MUCHO

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steve kuhn(p), david frinck(b), al foster(ds)
2000/VENUS/

1 Andalucia
2 Besame Mucho
3 Siempre En Mi Corazon
4 Duerme
5 Quiereme Mucho
6 Tres Palabras

ここでのスティーヴ・キューンは素晴らしいです。
この手の作品には珍しく重厚な作りになっています。
6曲だけなので1曲づつの演奏時間も長いです。
ジャケットに惑わされてはいけませんよ。
お勧めです。

「レビュー時のコメント」
スティーヴ・キューンの新作は前回に引き続きGDになりました。
彼がヴィーナスレコードに吹き込んだ日本企画の第3弾です。
ここでも彼は、アフロ・キューバン・ジャズを気持良く聴かせてくれています。
ビル・エバンス系のピアニストでしたが最近はリリシズムだけでなく力強さも加わりました。
スティーブ・キューンも60歳を越えましたのでね、独自のスタイルを感じさせます。
ヴィーナス独特の24ビット、ハイパー・マグナム・サウンドと共に日本人好みの作品です。
ジャケットも男性向きなのでジャケ買いも多くなるかも知れませんね。

Swing Journal : ゴールドディスク

(中間系)

ERIC ALEXANDER TRIO / JUST ONE OF THOSE THINGS [Jazz Tener Sax]

*ERIC ALEXANDER TRIO / JUST ONE OF THOSE THINGS

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eric alexander(ts), dezron dougras(b), neal smith(ds)
2016/Venus/

1 You'd Be So Nice To Come Home (C.Poter)
2 Just One Of Those Things (C.Poter)
3 Wise One (J.Cortrane)
4 Beahutiful Love (V.Young)
5 You Say You Care (J.Styne/L.Robin)
6 We've Only Just Begun (P.Williams)
7 Stardust (H Carmichael)
8 Russian Lullaby (I.Berlin)
9 Bessie's Blues (J.Cortrane)

新年の初聴きはこれに決めていました。
私が知る限りエリック・アレキサンダーピアノレス・トリオは初めてです。
これを知った時に早く聴いてみたいと思いました。
年末に入手して年が明けるまで聴くのを我慢していました。

メンバーがまたいいですね。
デズロン・ダグラス(b)にニール・スミス(ds)というフレッシュな組み合わせです。
1曲目を聴いた時の感想はジョン・コルトレーンにそっくりだと思いました。
エリックはやはりコルトレーンの影響が大きいです。
このままでは今一つかなと思っていましたが聴き続けていると段々良くなってきました。
曲が進むにつれてエリックらしさが出てきたからです。
何といっても(5)「You Say You Care」が素晴らしかった。
続く(6)「We've Only Just Begun」~(7)「Stardust」」のバラードも良かった。
(8)「Russian Lullaby」の超高速な展開も聴きどころになりました。
エリックの豊かな音色、刺激的なフレージングが冴えわたり、
初共演の緊張感が漂う3人のコンビネーションにも注目です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(まじめ系)

BENNIE WALLACE QUARTET / SOMEONE TO WACTH OVER ME [Jazz Tener Sax]

*BENNIE WALLACE QUARTET / SOMEONE TO WACTH OVER ME

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bennie wallace(ts)
mulgrew miller(p), peter washington(b), yoron israel(ds)
1999/ENJA/

1 Nice Work If You Can Get It
2 The Man I Love
3 Who Cares
4 Someone To Watch Over Me
5 I Was Doing All Right
6 How Long Has This Been Going On
7 It Ain't Necessarily So
8 I love You Porgy

久々に聴くベニー・ウォレス(ts)です。
ゴリゴリ・テナー・サックスのちょっと引っかかるところがたまりません。
これほど個性的なテナー奏者も見当たりませんね。
雰囲気は日本制作盤と思いきやドイツ盤です。

「レビュー時のコメント」
ベニー・ウォレスのジョージ・ガーシュイン作品集です。
ウォレスは今までずっと我が道を行くという感じでやってきた人ですから、
彼はすでに独自の世界を持っていると思います。このアルバムでも十分個性的です。
時には刺激的、時にはクドク、スリルもあります。
私は1曲目から彼の世界に引き込まれてしまいました。
ワン・ホーンのテナー・サックスのアルバムとしてはとても新鮮に聴こえたからです。
その上、ピアノのマルグリュー・ミラーのプレイも光っています。
私は今までこんなに目立つミラーを聴いたことがありません。
ミラーについては過少評価をしていましたので改めなくてはいけませんねえ。
彼の代表作の一枚にもなると思います。

Swing Journal : ゴールドディスク

(まじめ系)