So-net無料ブログ作成
検索選択
Jazz Clarinet ブログトップ

PETER & WILL ANDERSON / CLARINET SUMMIT [Jazz Clarinet]

*PETER & WILL ANDERSON / CLARINET SUMMIT

image1209.jpg

peter anderson(cl)(solo1), will anderson(cl)(solo2),
ken peplowski(cl)(solo3), paquito d'rivera(cl)(solo4)
tardo hammer(p), david wong(b), kenny washington(ds)
2016/Storyville/

1 How About You ? (B.Lane) (solo1,3,2)
2 When You Wish Upon A Star (L.Harline) (solo2,3,1)
3 Very Saxy (Eddie.L.Davis) (solo1,3,2)
4 Prelude To A Kiss (D.Ellington) (solo1)
5 I'll Never Be The Same (M.Malneck) (solo2)
6 Cry Me A River (A.Hamilton) (solo3)
7 Make Someone Happy (J.Styne) (solo2,3,1)
8 How Insensitive (A.C.Jobim) (solo2,1,3)
9 Groovin' High (D.Gillespie) (solo4,2,1,3)
10 Creole Love Call (D.Ellington) (solo4,2,3,1)
11 A Night In Tunisia (D.Gillespie) (solo3,4,2,1)

ピーター&ウィル・アンダーソン、兄弟(双子)サックス奏者のクラリネット作品です。
普段はピーターがテナー・サックスでウィルがアルト・サックスを吹いています。
二人は軽快でスイング感溢れるクラシカルなジャズ・スタイルを持っています。
柔らかく優しい音色、スマートで優等生、爽やかなウエスト・コーストの風を感じる。
そんな二人のクラリネットならピッタリじゃないかと思いました。
その上共演がケン・ペプロウスキーとパキート・デ’リヴェラときたら興味津々です。
ペプロウスキーはベニー・グッドマンを彷彿とさせる名手でパキートはキューバ出身のアルト奏者。
久々にパキートのクラリネットが聴けるのは嬉しかったです。
ライブ盤ですが4人のクラリネット奏者が並んだステージは壮観だったでしょうね。
つくづく「見てみたいなぁ~」と思いました。

今時、スイング系のクラリネット作品は珍しいのではないかと思います。
でもオールド・スタイルはいつの時代でも一定の支持があるのは確かです。
全11曲は良く知られたスタンダードが中心です。
唯一の例外は(3)「Very Saxy」でエディ”ロックジョウ”デイヴィス(ts)の曲です。
”ロックジョウ”の曲が取り上げられるのは珍しいけどバトル曲としてはピッタリかな。
各曲のソロの順番を書いてくれているのも親切ですね。

ベテランのペプロウスキーとパキートの上手さはすでによく知られています。
ピーター&ウィルの兄弟もそれに勝るとも劣らない好演を聴かせてくれました。
複数のクラリネットによるユニゾンやアンサンブルがまた新鮮です。
クラリネットが堪能出来るジャズ・アルバムとして貴重な作品になると思います。
疲れている時に最適な癒し系・・・4人のクラリネットが一度に聴ける大徳用盤です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

BUDDY DeFRANCO QUARTET / THE ARTISTRY OF BUDDY DeFRANCO [Jazz Clarinet]

*BUDDY DeFRANCO QUARTET / THE ARTISTRY OF BUDDY DeFRANCO

sonet257.jpg

buddy defranco(cl).
sonny clark(p), eugene wright(b), robert white(ds)
1954Rec/NORGRAN Records/

1 Titoro
2 You nGo To My Head
3 Mine
4 Gerry's Tune
5 Autumn Leaves
6 Now's The Time

ジャズ再発廉価版シリーズの1枚です。
バディ・デフランコ(cl)・カルテットの1954年の作品、邦題には「枯葉」と付きました。
デフランコには「キング・オブ・クラリネット」とか「ミスター・クラリネット」の称号があります。
絶頂期の50年代を聴くと「さもありなん」と十分納得してしまいます。
それほどに素晴らしい演奏を繰り広げているんです。

一曲目のビリー・テイラー(p)の「TITORO」を聴いただけで吹っ飛びました。
豊かなアイデアとよどみないフレージング、鋭いアタックも聴かせどころになっています。
ビ・バップ・・・当時のモダン・クラリネットの全てがここにあるといっても過言ではないでしょうね。
甘さ控え目のリアル・ジャズ・・・録音がモノラルだけに一層その雰囲気が伝わってくるんです。

若き日のソニー・クラーク(p)が聴けるのも嬉しいですがこの時は弱冠22歳でした。
ソニー・クラークにどことなく洗練された思いがあるのはデフランコの影響かもしれませんね。
クラークの大ヒット作「クール・ストラッティン」にもそんなイメージが重なります。

デフランコの珍盤、貴重盤の1枚は強烈な印象を残しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(中間系)

DON BYRON TRIO & QUARTET & QUINTET / IVEY-DIVEY [Jazz Clarinet]

*DON BYRON TRIO & QUARTET & QUINTET / IVEY-DIVEY

sonet534.jpg

don byron(cl,bcl,ts)
jason moran(p), ack dejohnette(ds)
ralph alessi(tp)(on 6,9), lonnie plaxico(b)(on 6-9,11)
2004/BLUE NOTE/

1 I Want To Be Happy
2 Somebody Loves Me
3 I Cover The Waterfront
4 I've Found A New Baby
5 Himm
6 The Goon Drag
7 Abie The Fishman
8 Lefty Teachers At Home
9 "Leopold, Leopold..."
10 Freddie Freeloader
11 In A Silent Way
12 Somebody Loves Me

クラリネットの俊才、ドン・バイロンのこの作品は比較的聴きやすいです。
特にジェイソン・モラン(p)とジャック・ディジョネット(ds)とのトリオ演奏が聴きものです。
バイロンもモランも一筋縄ではいかないプレイヤーですがそれに絡むディジョネットのドラミングが極上です。
さすがに多くの修羅場を潜り抜けてきたベテラン・ドラマーの面目躍如、変幻自在の展開を聴かせてくれました。
スタンダードに新たな息吹を感じさせ、3人のおりなすインタープレイはスリル満点、私はゾクゾクっとしました。
(1)と(2)が特に素晴らしく、このスタンダードの解釈には新鮮味がありました。
(6)、(9)にはトランペット、(6)~(9)、(11)にはベースが加わり変化をもたせている構成もいいです。
しかし、中心はあくまでも上記3人によるトリオ演奏にあると思います。
(12)は(2)の別テイクですが、どうしても収録したいというプロデューサーの意志が感じられます。
(2)と(12)と優劣が付けがたく選択に迷ったでしょうね。
それほど「Somebody Loves Me」の出来が良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム

(中間系)

Jazz Clarinet ブログトップ