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「ベスト3」の日本人プレイヤー [Jazz etc.]

「ベスト3」の日本人プレイヤー

HPでは毎年12月になるとその年の「ベスト3」を選んでいます。
17年続いていますが日本人プレイヤーはたったの5枚です。
意識的ではありませんがやはりちょっと少ないと思います。

1999年:秋吉敏子 / Sketches Of Japan
2002年:アキコ・グレース / Manhattan Story
2008年:海野俊輔 / Beautiful Friendship (2013/11/21紹介済)
2009年:与世山澄子 / Interlude
2014年:大隅寿男 / Carry On

*TOSHIKO AKIYOSHI / SKETCHES OF JAPAN

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秋吉敏子(p), philippe aerts(b), eddie marshall(ds), etc
1999/Nippon Crown/

1 京都パラドックス
2 チルドレン・イン・ザ・テンプル・グラウンド
3 鶴崎踊り
4 鞠と殿様
5 リポーズ
6 プレイヤー
7 グルービン・イン・ヨコハマ

「レビュー時のコメント」
「今年のCDベスト3」にも入れた秋吉敏子の作品です。
年齢を感じさせない創造力は本当にスゴイです。
日本をテーマにした作品で、民謡や童歌が挿入されていますが、とても新鮮で感動しました。
このアルバムをきっかけに90年まで、彼女のコンボ物を遡ってしまいましたよ。
どの作品も聴き応えがあって素晴らしい出来です。
やはり年を取ると女性の方が元気なんですねぇ~。


*AKIKO GRACE TRIO / MANHATTAN STORY

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akiko grace(p), larry grenadier(b), bill stewart(ds)
2002/Savoy/

1 Mediterranean Sundance / Libido
2 That Morning
3 Fly Me To The Moon
4 Pulse Fiction
5 First Song
6 Change The World
7 Yours Is My Heart Alone
8 Over The Rainbow
9 Bemsha Swing
10 Two Thirty IN The Morning
11 Song For Bilbao
12 Blue Water

「レビュー時のコメント」
アキコ・グレース(p)の2枚目のアルバムです。
デビュー・アルバムも話題になりましたがなんとなく買いそびれて聴くのは今回が初めてになります。
大胆さと女性特有の繊細さを合わせ持っているプレイヤーだと思います。
クリアで切れの良いタッチで聴かせてくれました。
全12曲、オリジナルが5曲、チャーリー・ヘイデン(b)、セロニアス・モンク(p)、パット・メセニー(g)の曲とあとはスタンダードという構成です。
彼女は東京芸大楽理科出身でバークリー音楽院で学んだそうです。


*SHUNSUKE UMINO QUARTET / BEAUTIFUL FRIENDSHIP

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海野俊輔(ds), 植松孝夫(ts),
海野雅威(p), 野本晴美(p), 安東昇(b)
2008/Musical Dog Records/

1 Beautiful Friendship
2 The Jody Grind
3 I Could Write A Book
4 My Funny Valentine
5 Passion Dance
6 Memphis Green
7 What A Wonderful World

今作は私の2008年度ベスト3に選んだ一枚です。
海野俊輔(ds)さんの初リーダー作はスタジオ・ライブ盤という珍しい録音です。
もちろん一発勝負で録り直しは出来ません。
その意気込みが伝わってくるような熱い演奏が繰り広げられています。
何度聴き直しても(5)「パッション・ダンス」は凄いと思う。
その他の曲もライブの臨場感が伝わってくる名演です。

「レビュー時のコメント」
最近、テナー・サックス奏者をよく聴いています。
日本のテナーでは誰だろうかと考えた時に思い出したのは植松孝夫さんでした。
早速聴いてみたいと思って探したところ、この海野俊輔さんのアルバムを見つけました。
俊輔さんを最初に見たのは鈴木良雄・トリオだったか、
すぐに植松孝夫・カルテット、 注目の海野雅威・トリオと立て続けに見ました。
今作は俊輔さんの初リーダー・アルバムで選曲も魅力、フレッシュで瑞々しいドラムスが聴けます。
共演は師匠格の植松さん、ピアノには海野雅威さんと野本晴美さんの売れっ子二人の豪華盤です。
「Beautiful Friendship」は植松さんの愛奏曲、
ハイライトはマッコイの「Passion Dance」。
ここでの野本さんのプレイは凄いですよ、強力なタッチ、ノリにノリました。
強烈にプッシュ・アップする俊輔さん、安東さんのリズム・セクションも聴きもので印象に残りました。
植松さんのテナーはやっぱりいいです、自由自在の展開はアイデア豊富で凄みがあります。
今度また見に行こうかと思っています。


*SUMIKO YOSEYAMA / INTERLUDE

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与世山澄子(vo), 南博(p), 安ヵ川大樹(b), 菊池成孔(ts)
2005/Tuff Beats/

1 Interlude
2 Misty
3 Lover Man
4 Somewhere In THe Night
5 If
6 Since I Fell For You
7 Night And Day
8 Poor Butterfly
9 What A Wonderful World
10 So In Love
11 Left Alone
12 Bookends

「レビュー時のコメント」
沖縄在住の与世山澄子(vo)さんの評判も聞くので一度聴いてみたいと思っていました。
強烈な個性を感じてショックを受けた・・・一度聴いたら忘れられません。
根っこはビリー・ホリデイですがそういうことを考える自体が無意味です。
やっぱり自分独自の世界を持っているミュージシャンは凄いですね。
深い深い海の底・・・魂を揺さぶられる歌声です。
ぐーっとその世界に引き込まれてしまいました。
どれも表現力が素晴らしい・・・・・(5)「IF」は新鮮でした。
南さんのピアノを始め安ヵ川さんと菊池さん、共演者も個性ある名手揃いで心に沁みました。
まるでライブを聴いているような臨場感のあるアルバムに仕上がっています。


*TOSHIO OSUMI TRIO / CARRY ON

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大隈寿男(ds)、
1/2:大野雄二(p)、金子健(b)、3/4:山本剛(p)、横山裕(b)
5/6:青木弘武(p)、横山裕(b)、7/8:石井彰(p)、佐瀬正(b)
9:吉岡秀晃(p)、金子健(b)、10:ハクエイ・キム(p)、金子健(b)
11/12:関根敏行(p)、佐瀬正(b)
2014/M&I/

「レビュー時のコメント」
ベテラン・ドラマー、大隈寿男さんは今年”古希”を迎えるそうです。
今作は大隈さんの活動45周年記念アルバムです。
7人のピアニストと3人のベーシストとの共演盤。
こんな企画は嬉しい・・・色んなピアニストを一度に聴けるのは楽しみが多い。
大野雄二さんとはなんと40年振りの共演だそうです。
選曲も変化に富んでいて、さてどれを聴こうかと目移りしてしまいます。
奇数番はテンポのある曲、偶数番はバラードという構成も分かりやすいです。
ビートルズの(5)「A Hard Day's Night」のジャズ化は珍しいかも。

大隈さんの慌てず騒がずのとても趣味の良いドラミングが聴けました。
近年はドラマーが前面に出てくる場面が多いのでなおさらそう感じます。
きっちりと支えてテンポをキープするのはドラマーの王道です。
それぞれに聴きどころが多いですが大野さんの(2)「Left Alone」が心に沁みた。
山本剛さんの(3)「The Girl From Ipanema」のボサノバは素晴らしい。
ただ一人の若手、ハクエイ・キムさんの才能を感じさせるプレイも光ります。

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