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2018年09月| 2018年10月 |- ブログトップ

TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY [Jazz Vocal]

* TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY

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tony bennett(vo), diana krall(vo),
bill charlap(p), peter washington(b), kenny washington(ds), etc
2018/Verve/

1 'S Wonderful
2 My One And Only
3 But Not For Me
4 Nice Work If You Can Get It
5 Love Is Here To Stay
6 I Got Rhythm
7 Somebody Loves Me
8 Do It Again
9 I've Got A Crush On You
10 Fascinating Rhythm
11 They Can't Take That Away From Me
12 Who Cares ?

トニー・ベネット(vo)とダイアナ・クラール(vo,p)のデュオはガーシュイン兄弟の作品集です。
驚いたのはベネットが90歳を超えていることです。
男性の90歳を超えたヴォーカリストのレコーディングなんて聞いたことがありません。
ピアニストならハンク・ジョーンズとジョン・ルイスがいるけど管楽器奏者では知らないもの。
ジャケットを見てもとてもそんな年には見えませんね。
今作のプロデュースとアレンジはピアニストとして共演しているビル・チャーラップです。
疑問が一つ残りました・・・ここで大活躍しているテナー奏者の名前が見当たりません。
いったい誰なのか?気になります。

ベネットは圧倒的な声量を誇っていた「濃いヴォーカリスト」で若い頃の私はその良さが分からなかった。
対照的に好きだったフランク・シナトラは薄味でポップス色も強かったです。
シナトラが唯一上手いと褒めた相手がベネットだったという話はよく知られています。
多分、まったく持ち味が違ったのでそう言ったんだと思うけど・・・シナトラが褒めるわけがない。

ベネットとクラールは似た者同士かな、声質が似ていて私の二人の印象は「濃い」です。
多分、クラールがベネットの歌が大好きで大きな影響を受けたと思います。
二人のデュオに違和感がなくて男女をあまり感じさせないのは好みが分かれるかも知れませんね。
たださすがにベネットには年を感じるのでクラールが懸命に補佐している形になっています。
「いたわり」ですね。
トータル36分・・・1曲づつが短くベネットに対し凄い気遣いを感じさせる作品です。
それでもなおベネットが今年92歳という年齢を考えると驚異的な歌唱力だと言えます。

私は基本的にベネットはデュオには向かない歌手だと思っていました。
他者とは一線を画す「ワン・アンド・オンリー」の世界を持っていたから。
でも年と共に丸くなって大御所なので相手から望まれることが多くなってきたと思います。
デュオ向きナンバー・ワンの男性歌手はアンディ・ウィリアムスで決まりじゃないかな。

(くつろぎ系)

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SCOTT HAMILTON QUARTET / JAZZ SIGNATURES [Jazz Tener Sax]

* SCOTT HAMILTON QUARTET / JAZZ SIGNATURES

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scott hamilton(ts),
john bunch(p), dave green(b), steve brown(ds)
2001/Concord/

1 Raincheck
2 In Your Own Sweet Way
3 Jitterbug Waltz
4 If You Could See Me Now
5 Move
6 Byas A Drink
7 You Left Me All Alone
8 When Lights Are Low
9 Angel Face
10 John's Bunch

私にとって癒し系のテナー奏者といえばすぐにスコット・ハミルトン(ts)の名前が浮かんできます。
稀代の多作家でそれこそ世界中でどれほどのアルバムに参加しているのか、本人でも不明だと思います。
まぁね、どれを聴いても金太郎飴的ではあるけれど聴いたことがないCDを見かけるとつい手が出てしまいます。

今作はまず録音が良くて、いきなりクリアなサックスの音が前面に飛び出してきたのビックリしました。
なのでオーディオ・ファンにもお勧めです。
ハミルトンの切れ味も抜群でバックのジョン・バンチ・トリオも素晴らしいです。
全員絶好調の演奏が聴けました。
スコット・ハミルトンの代表作の一枚に上げてもいいと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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ERIC DOLPHY QUARTET / THE COMPLETE UPPSALA CONCERT [Jazz Alto Sax]

* ERIC DOLPHY QUARTET / THE COMPLETE UPPSALA CONCERT

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eric dolphy(as,bcl,fl),
rony johansson(p), kurt lindgren(b), rune carlsson(ds)
1961/Gambit/

Disk 1
1 What Is This Thing Called Love
2 245
3 Laura
4 52nd Street Theme
5 Bag's Groove

Disk 2
1 Out Of Nowhere
2 I'll Remenber April
3 52nd Street Theme
4 When Lights Are Low

エリック・ドルフィもまたジャズ全盛期に生まれた天才の一人だと思っています。
たった36歳で亡くなったのにこれだけの実績を残しているのは凄いとしか言いようがありません。
ドルフィを最初に意識したのはチャールス・ミンガス(b)のビック・バンドに入ってからでした。
その前には映画の「真夏の夜のジャズ」にチコ・ハミルトン(ds)・コンボの一員として出てたのを見ています。
ドルフィは「馬のいななき」と呼ばれたユニークなアドリブ・フレージングを持っていました。
でも根っこは伝統的なスタイルにも精通していてどんな演奏でも出来たインテリ・ジャズ・マンでもありました。
ドルフィは伝統的なジャズから先進的なジャズに変化していく姿を私たちに見せてくれた。
そういう意味ではジョン・コルトレーン(ts)とドルフィが双璧じゃないかと思っています。

フリー・ジャズ系のサックス奏者に与えた影響が大きい重要なジャズ・メンは誰でしょうね。
*セロニアス・モンク(p)~ジョン・コルトレーン(ts)
*チャールス・ミンガス(b)~エリック・ドルフィ(as)
*レニー・トリスターノ(p)~リー・コニッツ(as)
ということになるかな。

さて今作は1961年のスウェーデンにおけるライブ盤でドルフィが全盛期のものです。
全7曲は全てスタンダードですがドルフィの斬新なソロはテーマ以外は原曲のかけらもありません。
ここでもドルフィの「馬のいななき」ソロが満喫できます。
フリー・ジャズは一般的に演奏が長いのでそれが私にとっての「玉に瑕」になっています。
私は長過ぎると飽きてしまうんですよ。
ドルフィはまたマルチ・プレイヤーとしても知られていてフルートの名手でもあります。
当時はまったく珍しかったバス・クラリネットをジャズのソロ楽器として持ち込んだのもドルフィです。

ピアノは若き日のロニー・ヨハンソンですがこの演奏がヨハンソンの勲章になっています。
ヨハンソン紹介時には必ず「あのドルフィと共演した実績がある」と言われるんです。
ヨハンソンに与えた影響はいかなるものか・・・ヨハンソンにとっては一生の財産でしょうね。

(まじめ系)

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HANS STAMER / EVERYTHING HAPPENS TO ME [Jazz Vocal]

* HANS STAMER / EVERYTHING HAPPENS TO ME

image1275.jpg

hans stamer(vo).
graeme coleman(p), rene worst(b)., chris nordquist(ds),
russell marsland(g), darryl havers(org), tom colclough(ts),
steve hilliam(ts,bs), vince mai(tp), etc
2009/Brouhaha/

1 Now Or Never (C Lewis)
2 The Blues Are Brewin' (L.Alter)
3 Everything Happen To Me (H.Carmichael)
4 You Ca 't Lose A Broken Heart (J.Johnson)
5 When It's Sleepy Time Down South (C.Muse)
6 I Can't Believe That You're In Love With Me (C.Gaskill)
7 Good Morning Heartache (E.Drake)
8 What A little Moonlight Can Do (H.Woods)
9 All For You (R.Scherman)
10 I Can't Face The Music (R.Bloom)
11 Looking For A Place To Park(B.Gaillard)
12 Gimme A Pigfoot And A Bottle Of Beer (W.Wilson)
13 Never Saw A Better Day (H.Stanley)

私は「何が何でも欲しいアルバムなんてもうない」と思っていました。
でもこのアルバムだけは「どうしても欲しい」と思ったんです。
ハンス・スタマー(vo)を知ったのは大好きな曲の「Everything Happen To Me」をYouTubeで検索した時です。
もうね、抜群の雰囲気を持っていて一発で魅了されてしまいました。
ここ何年かは聴きたい時にYouTubeで聴いていたんだけど、CDが欲しくてとうとう我慢できなくなりました。
すでに日本では入手困難になっていたのでアメリカに発注したんです。
2週間程度で着く予定が着かないのでやきもきしてましたが3週間経ってようやく届きました。

全13曲のスタンダードはやはり雰囲気が抜群で「やっぱりなぁ~」と思いました。
ハンス・スタマーの声がいい、バックの演奏がいい、アレンジもいい。
これほど味わいのあるヴォーカルや演奏はそうそう聴けないのではないかと思います。
カナダ盤なんだけどレトロな感覚、ノスタルジックな雰囲気が素晴らしいです。

人にはそれぞれ好みがあって「人がどう思おうが好きなものは好き」なんですね。
音楽、ジャズもそう・・・ジャズ聴きも好きなジャズに出会いたいから聴く。
(3)「Everything Happen To Me」、(6)「I Can't Believe That You're In Love With Me」、(7)「Good Morning Heartache」、(9)「All For You」のバラードはもう最高です。
珠玉の名曲が詰まっていて心に響くジャズが聴けました。
私にとって今作は思い出に残る一枚になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



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GRANT STEWART QUINTET / PLAYS JAZZ BALLADS [Jazz Tener Sax]

* GRANT STEWART QUINTET / PLAYS JAZZ BALLADS

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grant stewart(ts), peter bernstein(g),
david hazeltine(p), peter washington(b), phil stewart(ds)
2009/Birds/

1 I'm A Fool To Want You
2 Luiza
3 You Don't Know What Love Is
4 Flamingo
5 I've Grown Accustomed To Your Face
6 Everything Happens To Me
7 Sophisticated Lady
8 Smoke Gets In Your Eyes

グラント・スチュワート(ts)については現在再評価中です。
茫洋としてちょっとぼやけた印象を持っていたのであんまり意識していなかった。
でもライアン・カイザー(tp)盤やエリック・アレキサンダー(ts)との共演盤で聴く機会は多かったです。
意外にもリーダー作を5枚も持っているので無意識のうちに意識していたのかもしれませんね。
どれを聴いても安心感があるような気がしていたのも事実です。

さて今作はそんなグラントのバラード作品集です。
大好きな「Everything Happens To Me」が入っていたのが入手の決め手になりました。
ところでこの「Everything Happens To Me」の作曲者に2説あるのを知っていますか。
一般的にはマット・デニス(vo,p)なんだけど今週紹介の2枚ではホギー・カーマイケル(p)になってます。
なんでこうなるのか摩訶不思議です・・・どちらが本当なのかな。

全8曲は全てスタンダードでバラードで演奏されています。
グラントにはこういうスローなテンポが合っていて、今作は今まで聴いた中で一番良かったです。
ストレートにゆったりとバラードを吹かせたら歌心満点の良さが出ました。
ここがグラントの神髄だと納得しました・・・私はいつも気付くのが遅いです。
(6)「Everything Happens To Me」はもちろんですが(8)「Smoke Gets In Your Eyes」も素晴らしい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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MAL WALDRON & STEVE LACY SUPER QUARTET / LIVE AT SWEET BASIL [Jazz Piano]

* MAL WALDRON & STEVE LACY SUPER QUARTET / LIVE AT SWEET BASIL

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mal waldron(p), steve lacy(ss), reggie workman(b), eddie moore(ds)
1987/Padole wheel/

1 What It Is
2 Evidence
3 Snake Out
4 Let's Call This

マル・ウォルドロン(p)とスティーヴ・レイシー(ss)の共演盤は何枚かあると思います。
マルもまた誰にも似ていないユニークなピアニストで独特のテンポとタッチを持っています。
やはりエリック・ドルフィー(as,fl)との共演盤が印象的で一度聴いたら忘れることが出来ません。
* Mal Waldron Quintet / The Quest (1961)
* Eric Dolphy Quintet / At The Five Spot (1961)
レイシーはソプラノ・サックス一本に絞ってフリー・ジャズに走ったモンク信奉者の一人です。
フリーの世界ではよく知られたプレイヤーだと思います。
今作は1987年のライブ盤で一発勝負の緊張感に溢れた演奏が聴けました。

全4曲はマル自身のオリジナルが2曲とセロニアス・モンクが2曲の構成です。
全編にわたってマルとレイシーの世界が広がっていて、共演のレジー・ワークマン(b)も聴きどころになりました。
マルのピアノは本当に気持が良くてずっとその音に浸っていたいと思ってしまう。
マルは50年代には実験的な演奏にアプローチしていたこともありました。
そんなこともあってフリー系ジャズ・メンから好まれるピアニストなんでしょうね。
でも心底には確固とした伝統的なスタイルを持っている。
先進的でありながら伝統的・・・同じようなタイプのピアニストにマッコイ・タイナーやジョン・ヒックスがいます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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