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JACKY TERRASSON & CASSANDRA WILSON / RENDEZVOUS [Jazz Piano]

* JACKY TERRASSON & CASSANDRA WILSON / RENDEZVOUS

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jacky terrasson(p), cassandra wilson(vo),
lonnie plaxico(b), mino cinelu(per), kenny davis(b)(2,13)
1997/Blue Note/

1 Old Devil Moon
2 Chan's Song (Jacky Trio)
3 Tennessee Waltz
4 Little Boy Lost
5 Autumn Leaves (Jacky Solo)
6 It Might As Well Be Spring
7 My Ship
8 I Remember You
9 Tea For Two
10 If Ever I Would Leave You
11 Chicago 1987 (Jacky Solo)
12 Come Rain Or Come Shine
13 Medieval Blues (Jacky Trio)

ジャッキー・テラソン(p)とカサンドラ・ウィルソン(vo)の共演盤は発売当時大きな話題になりました。
ジャズ盤としてはかなり売れたんじゃないかと思います。
が、しかし日本ではジャッキーもカサンドラもいまいちパッとしない印象を持っています。
その理由は何でしょうね?
ジャッキーはかの有名なモンク・コンペの優勝者で超絶技巧の持ち主です。
カサンドラは中性的な声質で20世紀最後のジャズ・ヴォーカリストと言われた逸材です。
両者共に妥協がなく、深くて濃いクセのある音楽性は大衆に迎合しません。
その実力は十分ですが一筋縄ではいかないので親しみやすいとはいかないのも事実です。

さて今作はそんな二人のスタンダード作品集です。
ジャッキー・トリオやジャッキーのソロも聴ける構成でよく出来ています。
カサンドラのディープな歌声と共にコアなジャズ・ファンにも十分に通用すると思います。
90年代ジャズ・ヴォーカルの名盤の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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SACHA PERRY TRIO / THE THIRD TIME AROUND [Jazz Piano]

* SACHA PERRY TRIO / THE THIRD TIME AROUND

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sacha perry(p), ari roland(b), phil stewart(ds)
2007/Smalls/

1 Lea
2 Monkey And Dog
3 Incident At D
4 Farewell Brother
5 Chuckleheads
6 Time's Up
7 Noctambule

サシャ・ペリー(p)は以前ドラマーのフィル・ステュワートの作品で気になっていました。
これがSmalls・レーベルの3枚目のアルバムになるようです。
聴けば一目瞭然ですがサシャはバド・パウエル直系のバップ・ピアニストになります。
パウエル~バリー・ハリス系は現在では珍しいと思います。
頑なにそのスタイルに固執するというのも相当なこだわりと頑固さを持っている。
実はこういう人は面白いんです。
全7曲は全て自身のオリジナルでスタンダードは1曲もありません。
つまり聴く人に迎合せずに自分のスタイルを存分に表現出来ているということですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ALAIN JEAN-MARIE TRIO / BIGUINE REFLECTIONS [Jazz Piano]

* ALAIN JEAN-MARIE TRIO / BIGUINE REFLECTIONS

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alain jean-marie(p), eric vinceno(b), serge marne(ds)
1992/Karac/

1 Begonia
2 Doudou Pa Plere
3 Ta ta ta
4 Tou Sa Se Pou Doudou
5 Tieri An Lan Demil
6 Ka I Fe-w
7 Bone An Mwen Pati
8 Haitian Child
9 Pa Ban Mwen Kou
10 Gwadloup An Nou
11 Driv
12 Chofe Bigin La

フランスのピアニスト、アラン・ジャン・マリーはビギンの名手です。
ビギンはカリブ海のダンス音楽で4拍子の軽く流れるようなリズムが特徴です。
ジャズではコール・ポーターの「ビギン・ザ・ビギン」が極め付きになるかな。
日本では中村八大と永六輔のコンビで作られた水原弘の「黄昏のビギン」が有名です。

今作はビギンの曲だけを取り上げた作品なのでマニアックですが面白いと思います。
美しく流麗なタッチと自然に身体が揺れてくるビギンのリズムが心地良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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MASSIMO FARAO TRIO / AUTUMN LEAVES [Jazz Piano]

* MASSIMO FARAO TRIO / AUTUMN LEAVES

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massimo farao(p), aldo zunino(b), marco tolotti(ds)
2014/Venus/

1 Corcovado
2 Esate.
3 To Each His Own
4 Chanson De Maxence
5 Someday My Prince Will Come
6 No Problem
7 Cheek To Cheek
8 Alone Together
9 Autumn Leaves
10 I Thought About You

マッシモ・ファラオはイタリア出身でヴィーナス・レーベルの看板ピアニストの一人ですね。
スイング感に溢れ、美しく切れの良い音色の持ち主、実に安定感があるピアニストです。
スタンダードの表現力は出色ではないかと思います。
聴き慣れたスタンダードに新しい息吹を加えて、メロディを大切にストレートに弾いています。
弾き過ぎないのが最大の魅力かな・・・聴いていてとても気持がいいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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GABRIEL LATCHIN TRIO / THE MOON AND I [Jazz Piano]

* GABRIEL LATCHIN TRIO / THE MOON AND I

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gabriel latchin(p), dario di lecce(b), josh morrison(ds)
2019/Alys/

1 Arthur Go (G.Latchin)
2 Poor Butterfly (Hubbell/Golden)
3 Peek A Bu (G.Latchin)
4 Brigi, My Dear (G.Latchin)
5 Baubles, Bangles And Beads (Borodin/Wright/Forrest)
6 Polka Dots And Moonbeams (Van Heusen/Burke)
7 So Danco Samba (Jobim/De Moraes)
8 In Love In Vain (Kern/Robin)
9 Zambia (Morgan)
10 I'll Wind (Arlen/Koehler)
11 Pippy's Delight (G.Latchin)

イギリスのガブリエル・ラッチン・トリオを聴くのは2枚目になります。
デビュー作が2年前の2017年だったので2枚目になるのかな。
今回はベーシストが入れ替わっていたのでまだ試行錯誤の状態かもしれませんね。
まだ自分の目標とするピアノ・トリオ・サウンドがつかめていない状況にある。

前回私は端正な佇まいに惹かれ、明るく爽やかでスマートなピアノが聴けたと書きました。
さて今作はカクテル・ピアノ風のロマンティックな演奏が聴けました。
アート・テイタム~エロール・ガーナー、テディ・ウィルソンの流れを汲んでいると思います。
続くはレッド・ガーランド、トミー・フラナガン、ハンク・ジョーンズ、ウィントン・ケリーの系統か。
いずれも日本で人気を博したピアニスト達ですね。
このロマンティック・ピアノのラインにはエディ・ヒギンス~ジョン・ディ・マルティーノもいる。
となればガブリエル・ラッチンは日本で人気の出るピアニストになるのは確実です。

全11曲は自身のオリジナル4曲とその他7曲の構成です。
(6)「Polka Dots And Moonbeams」は美旋律でとっても素敵だったけど・・・。
私としてはもうちょっと刺激が欲しいのでもう一枚聴いてみたいと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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MICHEL PETRUCCIANI TRIO / MARVELLOUS [Jazz Piano]

* MICHEL PETRUCCIANI TRIO / MARVELLOUS

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michel petrucciani(p), dave holland(b), tony williams(ds),
graffti strings quartet
1994Rec/Dreyfus/

1 Manhattan
2 Charlie Brown.
3 Even Mice Dance
4 Why
5 Hidden Joy
6 Shooting Stars
7 You Are My Waltz
8 Dumb Breaks
9 92's Last
10 Besame Mucho

先日、CDを整理していたらポロっと出てきました。
ミシェル・ペトルチアーニ(p)は収集対象なのでてっきり紹介済と思ってたけど忘れていました。
とんでもない忘れものです。
今作はまずメンバーが凄いですね。
トニー・ウィリアムス(ds)とデイヴ・ホランド(b)のトリオにストリングスが共演しています。

全10曲はペト自身のオリジナルが8曲とその他2曲の構成です。
(10)「Besame Mucho」はペトの愛奏曲として知られています。
やはりここはメンバーが魅力だと思います。
特にトニー・ウィリアムスとの共演盤をよくぞ残してくれました。
トニーは16歳の時にジャッキー・マクリーン(as)に見出され17歳時にはマイルス・デイヴィス(tp)に抜擢された。
いわゆる天才ドラマーでマイルスの作品を聴くたびにあまりの素晴らしさに背筋がゾクゾクとしました。
大好きだったのに1997年に51歳の若さで亡くなりました・・・大ショックだったです。
デイブ・ホランドもまたマイルス・エレクトリック・バンドの出身者です。
フュージョン・シーンの歴史的名盤と言われるマイルスの「ビッチェズ・ブリュー」にも参加しています。
その前の重要作品「イン・ア・サイレント・ウェイ」ではトニーとも共演しています。

感動的なペトの演奏はいつでも変わりません。
バックのトニーのドラミングを聴いていると涙が出そうになります。
「Marvellous」の題名がこれほどピッタリくる作品もないかも。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ABELITA MATEUS QUARTET & QUINTET / MIXED FEELINGS [Jazz Piano]

* ABELITA MATEUS QUARTET & QUINTET / MIXED FEELINGS

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abelita mateus(p,vo),
romero lubambo(g), peter slavov(b), alex kautz(ds),
matt marantz(ts), phillip gillette(ds,per)
2018/Vivenda/

1 Mixed Feeling (A.Mateus)
2 Vamo N'Eca (A.Mateus)
3 A Llha (Djavan)
4 Valquiria (A.Mateus)
5 Paizinbo (A.Mateus)
6 Bonita (R.Gilbert/A.C.Jobim)
7 Patience (A.Mateus)
8 Ligia (A.C.Jobim)

アベリタ・マティウス(p,vo)は初見、流し目に惹かれてしまった。
ブラジル出身でニューヨークで活躍するピアニスト&ヴォーカリストだそうです。
現代のラテン・サウンドが如何なるものか?・・・その一端を聴くことが出来ました。

全8曲は自身のオリジナル5曲にその他3曲の構成です。
歌は(6)「Bonita」の1曲だけなのでちょっと物足りなく感じました。
その歌声はストレートで爽やかでクリアです。
ここではホメロ・ルバンボのギターが素晴らしくて、現代のラテン・サウンドには欠かせない人材です。
アベリタ・マティウスはピアニストとしてもクリアなのでこの清潔感が持ち味だと思います。
トリオで演奏されるジョビンの美しい(8)「Ligia」を聴いたらその才能に疑いがなくなります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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FUMIO KARASHIMA / MY FAVORITE THINGS [Jazz Piano]

* FUMIO KARASHIMA / MY FAVORITE THINGS

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辛島文雄(p)、
池田篤(as)(2,3,8,9)、岡崎好朗(tp)、岡崎正典(ts)
楠井五月(b)、井上陽介(b)(1,4,6)、高橋信之介(ds)
ゲスト:日野皓正(tp)(5)、渡辺香津美(g)(7,9)
2016/Pit Inn/

1 My Favorite Things
2 Jeannine
3 It Might As Well Be Spring
4 Gingerbread Boy
5 Black Orpheus
6 Subtle Neptune
7 Chan's Song
8 So Near, So Far
9 New Bag

辛島文雄さんは名実共にカッコいい人でした。
「ジャズ・マンはカッコ良くあらねばならない」は私の持論です。
なにしろ私が若い頃はそれこそジャズ・メンは何もかも時代の先端を行ってましたから。
以前、本田竹広(p)さんのところで書いた「日本のジャズ史上最高のピアニストは誰か?」
「辛島文雄さん」と答える人も多いと思います。
長い間、日本のジャズ界を牽引してきたピアニスト辛島文雄さんが2017年2月24日に亡くなりました。
68歳という若さでした。

今作は先日、辛島文雄・トリビュート・バンドのライブ・ハウスで入手しました。
辛島さんの最後の作品になるそうです。
亡くなる1年前の吹き込み・・・こんなアルバムがあったのは知らなかったです。
作ったきっかけは長く一緒にやっていた高橋信之介(ds)との作品がなかったこと。
今作の大きな特徴は辛島さんが若い頃、ジャズに目覚めてからその時代に好きだった曲を演奏したこと。
と、本人がライナーで語っています。
共演は辛島バンドでお馴染みのメンバーとゲストは日野皓正(tp)さんと渡辺香津美(g)さんです。


辛島文雄、『マイ・フェイヴァリット・シングス』を語る

昨年の夏にがんが発覚して治療生活を続けているんでね、リーダー作を録音するなんてことは頭になかったんだよ。
みっともないものは出したくないから。
ところが自分のトリオで3年間プレイしてくれたドラマー信之介(高橋)が暮れにニューヨークから帰ってきた。
久しぶりに会って「そういえば長く一緒にやっていたのに作品が残っていないよね」という話になった。
よしそれじゃあやってみるかという気持ちが急激に高まってできたのが、この『マイ・フェイヴァリット・シングス』なんだ。
この作品の大きな特徴は一言でいうと、自分が若い頃、ジャズに目覚めてからその時代その時代で好きだった曲に絞って演奏したことだろうね。
そして編成の中心は管楽器を入れたクインテット、セクステットにしていること。
というのも自分のジャズの原点は、なんと言っても高校のときに聴いたクリフォード・ブラウン~マックス・ローチのクインテットや
マイルス・デイヴィス、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーンのセクステットだから。
そういう意味でいえば、流行とかセールスとか考慮せずに自分の好きなジャズを思う存分にやらせてもらったということになるんだよね。
まあ、今どき珍しいと思うよ、こういう好き勝手なアルバムを出すというのは。
ミュージシャンやスタッフ、関わってくれたすべての人に心から感謝ですよ。
かれこれレコーディングしてから3か月は経つかな。
ほとんど毎日のように聴いているけどぜんぜん飽きない。
自分の集大成・ベストな作品ができたなと思う。

(ライナーより抜粋/インタビューと構成:田中伊佐資氏)

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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TAKEHIRO HONDA TRIO / THIS IS HONDA [Jazz Piano]

* TAKEHIRO HONDA TRIO / THIS IS HONDA

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本田竹廣(p), 鈴木良雄(b), 渡辺文男(ds)
1972Rec/AMJ/

1 You Don't Know What Love Is
2 Bye Bye Blackbird
3 Round About Midnight
4 Softly As In Morning Sunrise
5 When Sunny Gets Blue
6 Secret Love

日本のジャズ史上最高のピアニストは誰か?
と問われれば「本田竹廣さん」と答える人も多いと思います。
そんな竹廣さんの最高傑作と目されているアルバムです。
1972年イイノホールでのライブ盤です。

共演メンバーは鈴木良雄(b)さんと渡辺文男(ds)さんです。
素晴らしい・・・抜群の緊張感とスイング感を誇ります。
何もいうことはありません。
これは聴いてもらうしかないです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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STEFANO BOLLANI TRIO / BLACK AND TAN FANTASY [Jazz Piano]

* STEFANO BOLLANI TRIO / BLACK AND TAN FANTASY

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stefano bollani(p), ares tavolazzi(b), aslter paoli(ds)
2002/Venus/

1 Just One Of Those Things
2 Black And Ta Fantasy
3 Day Dream
4 I'm Thru With Love
5 It's Always You
6 It's You Or No One
7 La Ultima Noche
8 Flower Is A Lovesome Thing
9 The Sophisticated Lady

イタリア出身のステファノ・ボラニもまた硬派なピアニストです。
中々にユニークな展開力の持ち主でオリジナリティーを感じます。
力強いタッチと切れ味の鋭さを兼ね備えているので好きなピアニストの一人です。

全9曲は全てスタンダードで占められています。
スタンダード演奏でも曲想豊かでアプローチが新鮮です。
ここはボラニのレギュラー・トリオということもあって縦横無尽に展開しています。
甘さは控えめのスリリングな演奏が聴けました。
(1)「Just One Of Those Things」は好きな曲でヴォーカル・ライブではリクエストすることがありますよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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