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GENE JACKSON TRIO / POWER OF LOVE [Jazz Drums]

* GENE JACKSON TRIO / POWER OF LOVE

image1259.jpg

gene jackson(ds), gabriel guerrero(p), carlo de rosa(b)
2018/Agate/

1 I Love You (C.Porter)
2 Great River (G,Jackson)
3 Peaceful Tremor (C.D.Rosa)
4 Lighting (G.Guerrero)
5 Played Twice(T.Monk)
6 Land Of The Free (G.Guerrero)
7 Neptune (C.D.Rosa)
8 Ugly Beauty (T.Monk)
9 Before Then (G,Jackson)
10 Lapso (G.Guerrero)

ジーン・ジャクソン(ds)の初リーダー・アルバムを買ってみました。
ジャクソンのキャリアからすると意外というか遅すぎる初リーダー・アルバムではありますね。
ジーン・ジャクソンは日本在住のドラマーでライブ・ハウスのスケジュールでも見かけることが多いです。
私も何度か見る機会がありました。
ジャクソンは1961年生まれ、バークリー出身でハービー・ハンコック(p)のグループ入りで知られるようになりました。
ハンコックに選ばれたようにその実力は高く評価されています。

全10曲は自身のオリジナルが2曲とメンバーのオリジナル5曲、その他3曲の構成です。
メンバーに選んだのはガブリエル・ゲレロ(p)とカルロ・デ・ローザ(b)のラテン系の二人です。
ゲレロはコロンビア出身のピアニストで新感覚を持っています。
ここでも刺激的な演奏を繰り広げていて中々に魅力的なピアニストです。
今作ではセロニアス・モンク(p)が2曲取り上げているのが興味深かったです。
ジャクソンが意図したものは何か?
つまりジャクソンが目指したのはラテン・ピアノ・トリオによるモンク・サウンドだったと思います。
ジャクソンのドラミングもさることながらゲレロのピアノが印象に残る作品です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ELIOT ZIGMUND QUARTET / LIVE AT SMALLS [Jazz Drums]

* ELIOT ZIGMUND QUARTET / LIVE AT SMALLS

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eliot zigmund(ds),
matt garrison(ts,ss), allen farnham(p), david kingsnorth(b)
2018/Smalls Live/

1 9 Doyers Street (M.Garrison)
2 Tenderly (W.Gross)
3 The Glide (R.Towner)
4 The Remembered (B.Evans)
5 Remediation (E.Zigmund)
6 For Heaven's Sake (E.Bretton/S.Edwards/D.Meyer)
7 Re: Person I Knew (B.Evans)
8 You'll Know When You See Herr (M.Garrison)

エリオット・ジグムンド(ds)の懐かしい名前を見かけたので手が伸びました。
元ビル・エヴァンス・トリオのドラマーで「アフィニティ」(1979)はエヴァンスの後期名盤として知られています。

全8曲はメンバーのオリジナル3曲とエヴァンスが2曲、その他3曲の構成です。
マット・ギャリソンのワン・ホーン・アルバムでエヴァンス派のアラン・ファーナム(p)の起用はピッタリだと思います。
ジグムンドは多弁になってもどうるさくない・・・端正で趣味の良いドラミングが聴けました。
ライブとは感じさせない落ち着いてシットリとした作品に仕上がっています。
スタンダードの(2)「Tenderly」とギャリソンのソプラノが熱い(3)「The Glide」がお気に入りになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / STRAIGHT AHEAD [Jazz Drums]

*ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS / STRAIGHT AHEAD

image505.jpg

wynton marsalis(tp), bill pierce(ts), bobby watson(as),
james williams(p), charles fambrough(b), art blakey(ds)
1981Rec/Concord/

1 Falling In Love With Love
2 My Romance
3 Webb City
4 How Deep Is The Ocean
5 E.T.A
6 The Theme

長い間低迷していたアメリカのジャズ・シーンを覚醒させた衝撃的な一枚です。
天才トランぺッターのウィントン・マルサリス(tp)の登場です。
ウィントンがジャズ・メッセンジャーズに参加したのは弱冠18歳でした。
初めて聴いた時のことを今でもよく覚えています。
凄いのが出てきたぞ~!!・・・ジャズの復活が成るかもしれない・・・と思いました。
これを聴いて胸が熱くならない往年のジャズ・ファンはいないと思います。
それだけアメリカのジャズがひどい状態だったから・・・。

ジャズ・メッセンジャーズには生きのいい若手が良く似合います。
ウィントンとボビー・ワトソン(as)の新鮮で瑞々しい演奏に圧倒されました。
中々に衝撃なデビューというのには出会わないけれどジャズが低迷していた時だからこそかもしれませんね。
スコット・ハミルトン(ts)、ミシェル・ペトルチアーニ(p)、ゴンザロ・ルバルカバ(p)にもそんな感じがしました。

メンバーだったウィントン、ワトソン、ジェイムス・ウィリアムス(p)のその後の活躍は知られています。
チャールス・ファンブロー(b)の名前も時々見かけました。
地味なのはビル・ピアース(ts)で90年代にトニー・ウィリアムス(ds)のグループ入りしましたが目立っていません。
リーダー作もほとんどなくて勿体ないですね。

メンバーの写真のジャケットもあるけれどオリジナルはこちらです。
なお、この後アート・ブレイキーの晩年を飾ったのはテレンス・ブランチャード(tp)とドナルド・ハリソン(as)でした。

(中間系)

YOICHI KOBAYASHI & GOOD FELLOWS / TAKE THE YELLOW TRAIN [Jazz Drums]

*YOICHI KOBAYASHI & GOOD FELLOWS / TAKE THE YELLOW TRAIN

image1210.jpg

vincent herring(as), eric alexander(ts), erena terakubo(as)(2,6,7),
anthony wonsey(p), motoi kanamori(b), yoichi kobayashi(ds)
2017/Monky's Records/

1 Manteca (D.Gillespie)
2 Sweet Clifford (C.Brown)
3 Just Squeeze Me (D.Ellington)
4 Take The Yellow Train (Y.Kobayashi)
5 You Don't Know What Love Is (G.D.Paul)
6 Two Bass Hit (D.Gillespie)
7 Franks Tune (F.Strozier)
8 Giant Steps (J.Coltrane)
9 Good Morning Heartache (D.Fisher)

小林陽一&グッドフェローズの新譜です。
日本人はJJM(ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ)と外国人が入るとグッドフェローズになるようです。
小林さんが率いるグループのライブは楽しめるので機会があれば見に行くようにしています。
長年若手の登竜門にもなっているので新人のプレイ振りが一番の楽しみです。
ここから巣立って行った一線級のプレイヤーがいったい何人になるのか?
以前小林さん本人に聞いたことががあるけど、数が多過ぎて「もう、分からない」そうです。

さて今作はライナー・ノーツを小林さん自身が書いています。
80年代ニューヨークでストリート・ミュージシャンとして知り合ったのがヴィンセント・へリング(as)なので盟友ですね。
以前、小林さんに「ストリートの稼ぎは凄く良かった」と聞いたことがあります。
その後ヴィンセントはメジャーへの道を歩むことになります。
ストリート出身のジャズ・ミュージシャンは貴重で実戦向きの強力で独特の雰囲気を持っていると思います。
そのヴィンセント・へリングつながりでエリック・アレキサンダー(ts)との共演も多くなりました。

ここは話題の寺久保エレナ(as)さんが参加していてフレッシュな演奏を聴かせてくれました。
さらに日本で演奏することも多いアンソニー・ウォンジー(p)と才能溢れる金森もとい(b)さんが共演です。
聴きどころはまずエリックとヴィンセントのワン・ホーンになるかな。
エリックの(5)「You Don't Know What Love Is」はボサノバで演奏されますがこの曲のボサは珍しいかも。、
ヴィンセントの(9)「Good Morning Heartache」のバラード奏法も素晴らしいです。
(7)「Franks Tune」ではヴィンセントと寺久保さんのアルトの競演が聴けました。
フランク・ストロジャー(as)は近年再評価されているような気がするけどこの曲もいいです。
唯一の3管アレンジは(6)「Two Bass Hit」で聴けました。
やはり寺久保さんの参加が大きいと思う・・・初共演ということもあって緊張感が漂っています。

なお今までヴィンセント・ハーリングと書いていましたが正しくはヴィンセント・へリングのようです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

LORENZO TUCCI TRIO & QUARTET / SPARKLE [Jazz Drums]

*LORENZO TUCCI TRIO & QUARTET / SPARKLE

image1206.jpg

lorenzo tucci(ds), luca mannutza(p), luca Fattorini(b),
flavio boltro(tp)(3,6,9,10), karima(vo)(10)
2016/Jando/

1 Sparkle Suite
2 Past
3 So One
4 Grow
5 Keep Calm
6 L & L (A Sorgini)
7 Two Years
8 Seven Days (Sting)
9 Tari
10 E Po' Che Fa (P.Daniele)

ロレンツォ・トゥッチは「ハイ・ファイブ」のドラマーとして知られているかな。
そんな関係でファブリジオ・ボッソ(tp)のアルバムでもよく名前を見ます。
ピアノのルカ・マヌッツアもそうですね。
そんなドラマーの作品も面白いかもと思って手が伸びました。
フラヴィオ・ボルトロ(tp)も参加しています。

全10曲は自身のオリジナル7曲にその他3曲の構成です。
ハード・バップ・テイストの「ハイ・ファイブ」とはまったく違った顔を見せてくれました。
ヨーロッパ・ドラマーの一つの行き方である特徴的なドラミングを聴かせています。

これが現在のヨーロッパの流行りのサウンドになんでしょうね。
ドラム、ピアノ、ベースが一体になって曲を盛り上げていく感じがします。
一種独特のリズムとサウンドを持っていて不思議感があります。
多重録音方式を取っているせいで音の厚みに違和感が出てきます。
最初はピアノを録音して次はそのピアノを聴きながらドラムを足していく。
最後にそれを聴きながらベースというように音を積み上げていく方法です。
もちろん順番は色々とあるし、同じ楽器を重ねるということもあると思います。
この方法はミュージシャンがよく使いますが、ライブではこれが出来ないので物足りなくなってしまうのです。
CDとライブが違う・・・CDの方がずっといいとの評価にもなります。

シャシャシャっと細かくリズムを刻んでパタパタと多弁なドラミングはメロディも感じさせる。
このスイング感がなんとも心地いいんですよ。
ジャズの発展性を見ているようで面白いと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

HARVEY MASON TRIOS / WITH ALL MY HEART [Jazz Drums]

*HARVEY MASON TRIOS / WITH ALL MY HEART

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hervey mason(ds).
2003/VIDEOARTS/

1 Bernie's Tune (kenny baron & ron carter)
2 If I Should Lose You (chick corea & dave carpenter)
3 So Near, So Far (fred hersch & eddie gomez)
4 Swamp Fire (monty alexander & charnet moffett)
5 Smoke Gets In Your Eyes (bob james & charlie haden)
6 Hindsight (cedar walton & ron carter)
7 Dindi (brad mehldau & larry grenadier)
8 Without A Song (mulgrew miller & ron carter)
9 One Morning In May (dave grusin & mike valerio)
10 Speak Like A Child (herbie hancock & dave carpenter)
11 Tess (hank jones & george mraz)
12 P'S & O'S (john beasley & ron carter)

名ドラマーのハーヴィー・メイソンが色んなピアニストと共演しているピアノ・トリオの企画盤です。
チック・コリア、ハービー・ハンコック、モンティ・アレキサンダー、ケニー・バロン、ハンク・ジョーンズ、デイヴ・グルーシン、シダー・ウォルトン、マルグリュー・ミラー、ボブ・ジェイムス、 若手ではブラッド・メルドー、フレッド・ハーシュ、ジョン・ビーズリーといったところが共演しています
1人1曲づつだけどこれほどのメンバーを1回で聴けるチャンスなんてありませんよ。
まとまりはないけれど大徳用盤なのは間違いないです。

「レビュー時のコメント」
ハービー・メイソン(ds)による超豪華版のピアノ・トリオ作品集です。
まずこのメンバーを見たら驚いてしまいました。
よくぞこんなメンバーを集めたものです。
この中から自分の好きなピアノ・トリオを探すのも一興でしょう。
私はピアニストのプレイもさることながらベーシストの存在も気になってしまいました。
エディ・ゴメス、チャーネット・モフェット、チャーリー・ヘイデンのトリオは良かったです。
いずれにしてもピアノ・トリオ・ファンならずともジャズ・ファン必聴のアルバムだと思います。
居ながらにして12人のピアニストが聴ける作品はそうあるものではありません。
単なる顔見世興行になっていないのも評価の高い理由でしょうね。
ここにブラッド・メルドーやフレッド・ハーシュの名前があるのは彼らが期待されていることにほかなりません。

究極の贅沢、歓喜と至福。
夢のオールスター・ピアノ・トリオによる究極のプロジェクトが遂に登場する。
これ以上ない最強のピアニスト達による、1曲入魂の本気セッション!
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(中間系)

MIKE MELITO QUINTET AND QUARTET / NEW YORK CONNECTIONS [Jazz Drums]

*MIKE MELITO QUINTET AND QUARTET / NEW YORK CONNECTIONS

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jerry weldon(ts)(except3,9), peter bernstein(g)(1,3,4,6,10,11),
jeb patton(p), neal miner(b), mike melito(ds),
2016/Weebop Records/

1 Jet Stream (P. Bernstein)
2 Theme For Ernie (F.Lacey)
3 Wives And Lovers (B.Bacharach/H.David)
4 Five Will Get You Ten (S.Clark)
5 Up Over And Out (H.Mobley)
6 I Wished I Knew (B.Smith)
7 If Ever I Would Leave You (A.J.Learner/F.Loewe)
8 Indian Summer (V.Herbert)
9 Bolivia (C.Walton)
10 The Knife (O.Roberts)
11 Blues Okura (N.Miner)

ニューヨークで活躍中のマイク・メリト(ds)の新譜作品です。
メリトを聴くのは2枚目です。
前作はグラント・スチュアート(ts)とジョン・スワナ(tp)のフロント2管でした。
オーソドックスなハード・バップをやっていたのでここも手が伸びました。
メリトは特にフィリー・ジョー・ジョーンズ、ビリー・ヒギンス、アート・テイラーに影響を受けたとありました。
狙いが50~60年代のブルー・ノート盤となれば明らかにジャズ・メッセンジャーズのラインだと思います。

今作はテナー・サックスとギターのフロントで新味を出しています。
近年はこのようにピアノとギターの2コード楽器をぶつける編成も多いですね。
ぶつからないようにするのが腕の見せどころにもなりますね。
選曲を見ても分かるようにハード・バップ路線は歴然としています。
ソニー・クラーク(p)、ハンク・モブレイ(ts)、シダー・ウォルトン(p)が選ばれていました。
(2)、(5)、(7)、(8)はテナー・カルテット、(3)はギター・カルテット、(9)はピアノ・トリオです。

安心感のある4ビート・ジャズはリズムもハッキリしているので聴き易いです。
ピーター・バーンステイン(g)とジェブ・パットン(p)は安定感十分です。
テナーのジェリー・ウェルドンは新人かな・・・まだやや甘い所もあるけれど精進を期待しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

BILLY HART TRIO / THE TRIO [Jazz Drums]

*BILLY HART TRIO / THE TRIO

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billy hart(ds), walter bishop jr(p), george mraz(b)
1978Rec/Progressive/

1 This Thing
2 There Will Never Be Another You
3 Nancy
4 Minority
5 Night In Tunisia
6 Waltz For Zweetie
7 Every Time We Say Goodbye
8 For All We Know
9 Anthropology
10 This Thing
11 For All We Know
12 Once I Love

ビリー・ハート(ds)の1978年作品の復刻盤です。
ここで目を惹かれたのはウォルター・ビショップ(p)の名前です。
これを見たらどうしても聴きたくなってしまいました。
演目には馴染みのスタンダードが並んでいるし、どうにも手が止まりませんでした。

ビリー・ハートのドラムスを中心にした切れ味の良いピアノ・トリオの作品です。
特筆すべきはジョージ・ムラツ(b)の強靭さでしょうか。
ヨーロッパのベーシストは60年代にニールス・ペデルセンの登場で一気に注目されることになりました。
最初は超絶技巧ばかりが目立ちましたが徐々にアメリカの伝統的なベース奏法も取り入れていくことになります。
ここでのムラツはまだその成長途上にあるようでブンブンと鳴らす強力なヨーロッパ系ベースを聴かせています。
この存在感が凄いです。
ハートもビショップもそれに扇られてか、いつもよりは激しいプレイを聴かせてくれました。

全体的にはちょっと粗いかもしれませんが寡作のビショップのトリオ盤が聴けることで貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

WILLIE JONES Ⅲ / GROUNDWORK [Jazz Drums]

*WILLIE JONES Ⅲ / GROUNDWORK

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willie jones (ds),
eric reed(p), buster williams(b), warren wolf(vib)(1,2,4,6,7,8),
eddie henderson(tp)(2,4,7,8), stacy dillard(ts)(2,3,4,5,7,8,), steve davis(tb)(2,4)
2016/WJ3/

1 Git'cha Shout On (E.Reed)
2 Hindsight (C.Walton)
3 Dear Blue (F.Wempe)
4 Toku Do (B.Williams)
5 Charity (S.Irvy)
6 Groundwork (C.Walton)
7 New Boundary (E.Reed)
8 Jamar (R.Penland)

地味ながら堅実なドラマー、ウィリー・ジョーンズⅢの自主制作盤です。
ウィリーはあわてず騒がずの安定したドラマーでルイス・ナッシュと同じマックス・ローチ系のドラマーです。
特にシンバルの使い方が上手だと思います。
全8曲はメンバーのオリジナル3曲、シダー・ウォルトン2曲、その他3曲の構成です。

ここでの決め手は明らかにエリック・リード(p)だと思いました。
随所で目立つリードのピアノが聴きどころです。
特にバラード(4)「Dear Blue」でのリードが群を抜いて良かった。
次点は注目していたウォーレン・ウォルフ(vib)をフューチュアーした(6)「Groundwork」です。
ただ他の曲は平均的でいまひとつインパクトがありませんでした。
地味なリーダーの特徴がそのまま出てしまった感じかな。

(中間系)

CHICO HAMILTON QUINTET / A DEFFERENT JOURNEY [Jazz Drums]

*CHICO HAMILTON QUINTET / A DEFFERENT JOURNEY

sonet378.jpg

charles lloyd(ts,fl), george bohanon(tb),
gabor szabo(g), albert stinson(b), chico hamilton(ds)
1963Rec/reprise/

1 Sun Yen Sen
2 Voice In The Night
3 A Different Journey
4 The Vulture
5 One Sheridan Square
6 Island Blues

ジャズ再発廉価版シリーズの1枚です。
チコ・ハミルトンといえば西海岸の代表的ドラマーの一人ですね。
大人気ピアノレス・ジェリー・マリガン・カルテットのオリジナル・メンバーでもありました。
映画「真夏の夜のジャズ」の”ブルー・サンズ”の強烈な印象は未だに忘れられません。
チコ・ハミルトン・グループにも魅力的なプレイヤーが在籍していました。
エリック・ドルフィーとここのチャールス・ロイドはその最右翼の人材だと思います。
ギタリストではジム・ホール、ガボール・ザボ、ラリー・コリエルなどがいました。

演目は全てチャールス・ロイドのオリジナルです。
新鮮で瑞々しいキラキラと輝くロイドの才能を感じることができました。
当時の最先端のモード・ジャズ・サウンド。
ロイドの特徴である、くねくるようなサックス奏法もすでに各所に表れています。
やっぱり変わらないですね。
ジョージ・ボハノンも地味なトロンボーン奏者ですがモダンな演奏を聴かせてくれました。
ハンガリー出身のガボール・ザボ(g)も十分に個性的です。
もちろんチコ・ハミルトンの安定感は語るまでもありませんね。
(2)「THE VULTURE」のバラードは最高・・・ロイドのソロとザボのギターがたまりません。
これだけのために買っても惜しくないと思う。
表題曲の(5)「A DEFFERENT JOURNEY」は15分強の長丁場で各人のソロが満喫できます。

ところで、リプリーズはフランク・シナトラが作ったレーベルですね。
ここにこんな良盤が隠れていたなんて驚きました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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